経過報告 札幌のOさん | tmpブログ

経過報告 札幌のOさん

6/28 ヨコハマ晴れ。蒸し暑い。

写真はOさんのレスポールのチューン途中のショット。
フレットも抜き去り、仕込み角が強過ぎる分だけ指板の上面角を修正し、合わせてネックグリップの削り修正まで行いました。
前回お話ししました様に指板上面角度変更の必要があった上に元がヘッド方向の方が端末方向よりもネック厚が厚いと言う変則的なグリップ形状の個体でしたので、グリップ形状加工もなるべく細身に成らない様に修正するのが難しい作業でした。
本来は再塗装の為にネックの元塗装もボディの接合部分まで剥がしてしまうのですが今回はネックの付け根周辺にネックの肉厚が少ない為に少しでも太さを確保する意味で塗膜を全て剥がす事は避けました。その分塗装修正は難しくなります。
ちなみに、この状態で燻煙処理を行えばフレット溝からも削りを入れたネック本体からも、より中まで燻煙処理効果が行き届きます。

次は深過ぎるピックアップの座グリを埋木して燻煙処理の前準備です。埋木はフロントが15ミリ、リヤー10ミリ程の厚さで埋木加工します。要するにその厚さだけ元々が木を削り過ぎていると言う事です。

梅雨時ですから湿度が下がったタイミングで1日8時間程度、それを数セット、状態を観察しながら30時間程処理する予定です。燻煙処理が終わったら次はペグ穴を埋木してペグ位置の修正加工を予定しています。 以上、今回はここまで報告させて頂きます。お楽しみに。

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