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November 30, 2012

個別報告 55B-4のA さん

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11/30 #-2

本日2件目はAさんへの個別報告で本日フレット打ち終了致しました。
カスタム製作品ではワタクシお得意のフレットの指板逆ぞり打ちで仕上げております。

これはトラスロッド・フリー状態で若干の逆ぞり状態になるようにフレット溝やフレット足の具合を加減して仕上げて行く手法で、トラスロッドに頼って張力に耐えるネックではなく、ネック自体が踏ん張って張力に耐える状態を与える事で、強度が高く、音も太くレスポンスに優れたネックに仕上げる独自の技法です。

実はトラスロッドで張力に耐えているネックというのは木部自体はあまり緊張していないんですね。ロッドが曲がるから木も曲がっているに過ぎず、弦の張力に耐えているのはロッドだけなんですね。そうしたネックは強度も低いですし音も細いのでレスポンスも悪いしアンサンブルでも音抜けしないんですね。

なんだか、ウチのバンドのベースのサウンドは音が薄いんだよなあ~、って正直思われてるメンバーさんは実はかなり多いんですよね。ベーシストに気遣って口には出さなけれど実は不満、ってパターン。よく在る話しです。ベーシストの方、アナタは大丈夫?

勿論、楽器はトータルな結果として音に現れるものですから要因はネックだけなんてことは無いですが、ネックも重要な要因のひとつである事は確かです。

とまあ、話しはこの辺で止めておきましょ。
とにかく、ネック自体が張力に耐えて踏ん張っている状態が一番理想的だと言う事です。量産でこの状態のネックを製造する事はほぼ不可能なんです。
どの程度逆ぞりさせて仕上げるか、個体差も有りますので都度対応となりますので、その難易度の高さと現在主流のフレットを打ち込むのではなくプレス機でのフレット溝にフレットを押し込む方式ではこの職人技的な個別処理は行え無いからです。
あくまで量産品は量産品の生産方法でしか製造出来ないのが現実です。

A さん、手は抜いてないですよ。 いいねっ!ってか? v(^ε^) 

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November 30, 2012

完成報告 ビオラニスト・STさん

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11/30 いや~11月が終わってしまいますね。

写真はお約束ギリギリ完成のリクリエイト・Hi-E/5弦ヴィオラです。
通常はLo-C/5弦が多い様子ですが、その場合ボディサイズ自体を18インチくらい必要ですし、指板幅もより広げなくてはいけませんから既存の通常ヴィオラを無理矢理5弦化した仕様では無理が有り過ぎます。

ストリングス・アンサンブルから考えた場合は別の見解も有るわけですが、5弦のヴィオラはHi-E/5弦仕様の方がヴィオラ本来のサイズ構成からも現実的と言えますね。低い方に5度差で1本弦が増えるのと、高い方に増えるのでは根本的に大違いだからです。

結果的にですが、Hi-E/5弦設定でペグレイアウトが2×3設定と言うのはたぶん世界でも初だと思われます。

とは言え、今回はまだこの楽器を弾き込んだ奏者ご本人の見解ではありませんから、ワタシ自身その判断結果からあらためて学ばなくてはいけないと思っています。

STさん、大変お待たせを致しました。取り敢えず精一杯頑張った結果です。まずは試奏チェックからお願い致します。

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November 29, 2012

古い友人達

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11/29 ヨコハマ 晴れのち雨降り

今日は昔からの友人達が訪ねて来たのであまり作業はしていませんでしたが、二人が帰った後で集中して作業を行っていました。

人は本当に個性様々で色々なものに興味を示すワタシの様な人間から、極特定の限られたものにしか興味を示さない人まで本当に様々です。
音楽/ギター好きであっても世の中沢山いらっしゃいますが、ギターそのものが好きな方、ギター主体の音楽が好きな方、特定のジャンルの音楽だけ好きな方など人それぞれですね。

しかし、案外ワタシの様な「音」そのものに興味を持ってる人間は少ないのかもしれません。
その上で無類の音楽好き、楽器好きってのがワタシの個性である様な気がします。
そんな人間だから、とことん音を追求して弦楽器全般、はたまたスピーカーまで作り出せる様になったのでしょうね。

古くからの友人達はそんなワタシをどう見ているのかホントのところは知りませんが、ワタシにしてみれば、折角楽器を演奏出来る様になったのだから楽器にあれこれ拘り続けるよりも、演奏/音楽そのものを追求し自分なりの作品を残して行って欲しいと思いますね。

楽器は演奏家の為に在る。
ワタシの中にはアマチュア/プロの違いなど存在していないですね。いい演奏家/音楽家であるか否か、そのくらいかな。
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November 28, 2012

終了報告 & 半音ダウン設定について

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11/28 ヨコハマ曇り空 寒々しい日です。

これだけ気温が下がりますと屋外塗装はちょっと無理。困るなあ。

写真は半音ダウン設定化とLCV回路化が終了したOさんのアイバニーズです。
半音ダウンで使用する場合は専用の設定に変更する必要が本来あるんですよ、と言う説明に対して質問を何件か頂いておりますので失礼ながらここでまとめてお返事させて頂きますね。

まず通常のレギュラー・チューニングで使用していた楽器を半音音程を下げた場合、楽器に架かっていた張力負荷が減少する為に音のコシとクリアーな音抜けや音程感をも失います。早い話し音程が下がっただけでなく音質も劣化してしまいます。

その意味で、例えばストラトをメインで演奏されている方の場合で言えば、曲によって同じスペックのストラトをもう1本用意して半音ダウン専用に作り替えて、レギュラー/半音ダウンチューニング仕様の2本体制で臨むのがベストですよと言う事ですね。

半音も音程が下がった場合、張力負荷が落ちます。それがナットとサドルを下に押し下げる/下への圧力がレギュラー・チューニング時より落ちる為に音が分離しなくなることで特にバンド・アンサンブル中でぜんぜん音が抜けて来なくなります。
本来音程が下がった事でラウドなサウンドによる重厚感を求めた筈なのに結果的には音がぐしゃぐしゃで肝心のサウンドに迫力が出ていないハードロックバンドが巷にあふれてますよね。

写真のアイバニーズも実際には市販品状態からかなりの手を加えた上で成り立った個体です。
ヘッド部では指板上面からヘッド面の段差をより深く変更してナットからペグまでの固持角を変更し、更にはネックの仕込み角と指板上面高も変更し、弦高自体は変更せずにブリッジサドル高を高める設定にすることでサドルを弦が押し下げる圧力を高めてあります。その為には弦のボールエンドをトレモロブロックの最後尾で止める様にトレモロブロックも作り替えてあるのです。

ここまで行えば半音ダウン専用の設定に追い込む事が出来ますので、レギュラーチューニング時と変わらない音抜けを得る事が可能となります。元の市販楽器のままと変更後の半音ダウン時のサウンド比較すれば違いは歴然と現れます。特に大音量で鳴らした場合などは元が同じ楽器と信じられる人など居ない筈です。そのくらいの差が生まれます。

この半音ダウン設定化作業をご希望の方は使用楽器の写真を貼付の上、メールお問い合わせ下さい。元の状態がどんな仕様の楽器かによって作業工賃は大きく異なりますので、その都度の作業内容となります。

以上、参考までに。

2枚目の写真はセロギター用のトップ材のブックマッチ接ぎの最中のショット。こうする事で左右の素材特性を同じにする事が出来るわけです。その為に1枚板で木取るよりもブックマッチ接ぎ仕様の方が素材のバランス自体が優れているのです。

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November 27, 2012

そろそろ

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11/27 ヨコハマ 快晴

しかし、日が暮れるのが早いですね~、外での作業も身体の芯が冷えます。
そろそろ冷え込みが進んで来るんでしょうから、10度以下まで気温が下がりますと塗装も出来なくなりますので今のうちに頑張りましょ。

写真はカスタム品達へのコーティング作業を終えて室内で乾かしているところです。
作業品で溢れかえっていますね。

STさんの5弦ヴィオラも最終調整前段階まで来ました。難しい楽器なので神経を遣います。

またセロギターのトップアーチを削り出す素材として南ドイツ産のクリスマスツリー材から写真の部位を切り出して燻煙処理を行っていた置いたものを2枚に挽き割って、それを真ん中でブッックマッチで接ぐ前段階まで作業を進めました。
材木を平らにする精密プレーナーを所有していれば、こうした材を平面に仕上げるのは容易いですが、無いものは仕方ない。手作業で行うしかないです。

今の所の作戦として正月休みはこのセロギターのアーチトップの削り出しを楽しみながら行おうと企んでおります。意外に思えるかもしれませんが、こうした削り出しは習字にちょっと似た感覚で行うんです。精神を統一して集中する所が似てるんでしょうね、たぶん。
だから正月にやる作業にピッタしだな。(^ε^)

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November 26, 2012

お取り寄せ

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11/26 ヨコハマ ず~っと雨が降り続いています。

ギター&チェロ弾きのHI さんとヴィオラ弾きのST さんのご要望で取り寄せた XOTIC-Robotalk2
が本日届きました。お待ちどうさま。まずはご連絡まで。

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November 25, 2012

お休み返上

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11/25 ヨコハマ 晴れ

今日まで皆さんは連休中でしたか? いいですね~ ワタシはと言えば1日も休めませんでした。
本日もチューンナップしたアコギの購入希望の方が見えたのでお休み返上での対応でした。
それからそのアコギですが、今回フォークギターを初めて手にするという方で結局決まらず。
まだ有ります。

仕事日になったついでにセロギターの f ホールのデザイン処理と仮加工して仕上がり具合の検討をしていました。
写真がその新たなデザインの f ホールです。写真はまだラフ加工状態ですが、おおよそこんな感じ。ホールデザインで重要なのはボディ内部容積に対するホールの開口面積なのですが、最終的にその面積に成る様にデザイン処理するのはけっこうな手間ひまが掛かる作業なんです。

ここを適当にデザインした場合、ホールから得られる筈の下の倍音が得られなくなりますからね。

今回は開口面積の考査に時間が掛かってしまいました。難しいんですよ、特に今回のは。
ヴァイオリンでもヴィオラでもなく、かといって純正なホロウギターでもありませんからねえ。

そして開口面積が決まった後でホール形状デザイン。イメージは天駈けるドラゴン。少しアジアを意識しました。今回のセロギターもルーツはヨーロッパで生まれた古典楽器の流れを汲むワケですが、どうしてもヴァイオリン族の f ホールにはしたくなかったんですね。

絶対アジアンテイストでまとめてやるって決めてましたから。

左右に天空を駈けるドラゴンが対になってブリッジを守ってる感じ。沖縄のシーサーみたいにね。
このブリッジから弦振動がボディ部に広がりますから、重要な部分の守護神みたいなデザインにしたかったんです。

明日は某メーカーさんの担当者さんが見えての打ち合わせがあるので作業が数時間は止まる事が予測されましたので今日ベーシックなデザインが完了出来たのは良かったです。

明日はヴィオラにストのSTさんの5弦ヴィオラのセットアップをスタートです。
Sちゃん、お楽しみに。

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November 24, 2012

思いは尽きず

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11/24 #-2

本日2回目のブログはセロギター。写真はその外周テンプレートです。
ワタシの長年の意欲が形に成ったような弓で弾くギターです。

ワタシがこの業界に入って間もなく、休日を全て使って設計試作を行ったモデルと今日のこの再設計モデルとは基本的なデザインは殆ど同じです。
今から35年程も前の話しですが、設立間もないESP社の初期メンバーとして加えて頂き、ひとり勝手にこのギターをコソコソと暇を見ては作っていたのでした。

このギターを勝手に作っている事がバレてそこで中断したのですが、この世界に入って来たばかりの素人同然のキャリアでここまで形に出来るとは・・と上司に驚かれ、それがきっかけで当時ESP社の最上級モデルであった「TORROCO」トロッコとか確かそんな名前だったと記憶してますが、単板削り出しの手工335モデルのアーチ削り出しも手掛けさせて頂きました。
その後、CHARのオリジナルモデル(最初期モデル)の設計を手掛けたりしましたが、結局ESP社は退社致しました。

とまあ、随分と昔の話しに成ってしまいましたが、要するにワタシ自身が最初から作りたかった楽器だと言う事です。30年以上の歳月が過ぎても未だに完成させたいと思い続けているのですから。

で、今回はご存知の通り、ヴァイオリン系の楽器の研究を本格的に始めたワタシですから、昔に比べたら格段に設計製作技術も経験値も高まっているわけですから、在る意味で今こそ期は熟した、と言った感があります。

ヴァイオリン族の接弦楽器は弓を弾き続ける限り音は延ばせます。発弦楽器のギター族は弦を弾く楽器ですからそれが出来ません。しかしヴァイオリン族は基本的に単音楽器です。
複数弦でのコードワークが行え無いのです。

そこでその双方の持ち味をミクスチャーした新しい弦楽器として、このセロギターを完成させたいのです。ギターを弾く事が出来る人間であれば、あとはボウイングの練習さえすればマスター出来る楽器です。

アーチトップ/フラットバック構造、シングル・バスバー&魂柱仕様。
セミロング・スケール、70R指板、24フレット、1マイク、MV+LCV回路 と言った内容。

パーツも殆どが手作りの単品製作品ですから高価な楽器に成ってしまいますが、まずは試作品を完成させるつもりです。


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November 24, 2012

特別処分品

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11/24  ヨコハマ 晴れ

写真は以前にチューンナップしたYAMAHA-FG400で今回 LRバグスのM-1(新品!)を取り付けて処分価格で販売致します。既に明日お一人チェックに見える方がいらっしゃいますので、その方に決まらなければ、皆さんにオープン販売致します。

内容は燻煙処理+ペグロケーション変更(ペグ交換込み)+ナット交換+フレットファイリング+
ブリッジ台座段差加工+内部/ボールエンド位置変更+グランドアース落とし加工 etc

ユーズド本体+工賃+M-1/取り付け工賃 合計代金(純正ハードケース付き)で、本来は税込み21万にて販売する個体ですが、今回は特別に¥110.000+TAX=¥115.500 にて処分販売致します。とーぜん大赤字品ですから超お得。
次に同レベルの楽器を用意してくれと言われたら21万程にはなるって事です。

弦高も本来のアコギでここまで弦高を下げますとベタベタの薄い音に成ってしまうのですが、段差加工やボールエンド位置修正、ペグロケーション修正のトータル効果でエレキと持ち替えても違和感が少ない弦高ながらナチュラルな非常にバランスしたサウンドが最大の特色です。

また全弦にグランドアース処理を施しておりますのでエレアコ特有のサーノイズもありませんし、ギラ付き感も皆無です。tmp独自のノウハウが生かされた1本です。

明日決まらなければメールお申し込みの早かった方にお届け致します。

@この個体は売却済です。
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November 22, 2012

個別報告 町田市のKさん

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11/22  ヨコハマ 薄曇り。少し冷えます。

写真は作業全てが終了したKさんのFJ製ストラト。

燻煙処理は勿論の事、tmp製カスタム/スロープヘッド・ネックに交換、RHRハムバッカー・マウントでMV+LCVのサーキットPUアッセンブリー変更、tmp製トレモロに変更などです。

もう全くの別物のギターですね。組み上げたばかりなのに既に鳴りまくってます。
お受け取りに関してご連絡をお待ちしております。


もう一枚の写真は連絡が無くても完成が楽しみで仕方が無いって思いがヒシヒシと伝わってくるAさんの55B-4です。中塗りまで無事に終了致しております。
引き続きガンバリますからね。(^ε^)
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