【実録シリーズ】心の声を聞き、前提を変えた話。(その3) | 【心躍る心理学】女子率96%の高校出身者が語る、心屋流でパートナーと心と体で結ばれる自分になる秘訣◇恋愛・セクシャリティ◇京都 東京

【心躍る心理学】女子率96%の高校出身者が語る、心屋流でパートナーと心と体で結ばれる自分になる秘訣◇恋愛・セクシャリティ◇京都 東京

中学はブラバン、高校は共学一期生。ハーレムと思われる女子社会をサバイブしつつ、彼女の自殺や友人との死別を経験しつつ、
ダメな自分を受け入れていった心屋式リセットカウンセラー兼選曲屋の
基本ゆるくてタマにアツーく何かを語るブログ。

アナイタカノリです。

 

心屋式のリセットカウンセリングでは、

母親からの影響を探る事が多くあります。

 

幼少期は、
最も身近に居る人の意見や考え方、価値観を

無条件で全て受け入れる、ということが

自分を守る≒生きるためには必要だからです。

 

では、その最も身近に居る人は、誰か?

となると、

「母親」になるわけです。

 

興味ある方は、エリック・バーンの「人生脚本」で

検索してみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

私は、どうだったか?というと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母親だけではなかったんです。

 

 


祖父母に育てられた、という部分も多くあり、

ここを私は見逃していたんです。

 

 

 

 

 

今思うと、何で見逃していたのか???
と思うのですが………

 

そして、祖父母から無条件に取り入れた価値観を

見つめていくことで、

自分の中での「よじれ」に気づくことができました。

 

まずは、こちらに目を通して置いてくださいね。

きっかけのその1はこちら

 

両親と向き合うその2はこちら

 

 

 

 

 

 

読んでいただけましたか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、いきますよ。

 

 

 

 

 

 

■「目立つな」

 

前回の記事で、

「本音を言ってはいけない」

「どうせ叩かれる=罰を受ける人」

という価値観を取り入れました。

 

 

 

 

あと、もう一つ大きな価値観を

取り入れていました。

 

 

 

それは、

 

「目立つな」

 

です。

 

とはいっても、

本来、これくらいは目立つので、

隠す事なんて出来るわけなく、

小学校1~2年はいわゆるクラスの中心的存在のひとり。

 

でも、ちょうど私の世代は、

たまたま同じ学区でヤンチャな先輩が多かったんです。

 

それで、

小学校3年が始まるかどうか位の時に

母からこう言われたのを思い出しました。

 

「孝則、◯◯君とか、△△君とか、あれやから
   あんまり目立ったらあかんよ。」


何かあったらいけない、っていう

愛情表現と今は受け取れますが、

当時の私には分からなかった。

 

別に大丈夫なんじゃないの?

今別に仲良くないよ?

問題起きてないよ?

 

 

とはおもうのですが、

なんせ、

本音言っても無駄ですから。

 

なので、

私は親のいうことをストレートに受け止め、

 

目立つ=いけないこと

目立つ=悪いこと

目立つ=親の期待を裏切ること

 

という風に解釈してしまったんです。

 

 

繰り返しますが、

そんなこと出来ないんです。

 

なので、

それを押さえた結果、

学校では色々な問題を起こし、

悪い意味で目立つことも増えていきました。

 

 

 

 

■「出来て当然」「上に立て」

 

しかし片方では、祖父母からは、

「人よりできて当然」

「上に立て」

 

と言われ続けていました。

 

 

 

覚えている祖母の口癖は、

「うちの家系はできて当然」

理由は、

「だって◯◯家の子だから」

 

 

 

もう理屈ではないのです。

 

 

 

戦争を経験した世代ということを慮ると、

これからをたくましく生きるために、

強い人間を育てる、

 

「できるようにする」

 

ということが必要だったのかもしれません。

 

将来恥をかかないようにするために、

厳格な躾が必要と考え、母らを育てたのでしょう。

 

そして、何とか立派に育ち、

一人娘(=私の母)が産んだ唯一の子が、私。

 

 

 

母と同じ愛情を注ぐのも、

ごく自然なことだと思います。

 

 

 

 

しかし、私はずっと気づけなかったんです。

 

 

母の期待に応えると、

祖父母から見放されてしまう。

祖父母の期待に応えると、

母が悲しむ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はこのよじれの中で

板挟みで

育って来ていたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この「両親×祖父母」の両方の側面から

過去を見るということが今までできていなかった。

 

だから、自分の中で癒えた感覚が得られなかったんです。

 

 

 

 

 

■「自分を出さないのが、一番いい」

 

これがセルフカウンセリングで分かった瞬間に、

あることが思い出されました。

 

3年生の秋の席替えの時、

新しい班の班長に私はジャンケンで勝って

班長になるはずだったんです。

 

でも、同じ班の男がズルをして、

こういったんです。

 

 

「先生、俺が班長!!」

 


そいつの声や動きまで、思い出しました。

 

「いや、お前ちゃうやん!」

 

咄嗟にそう言いました。

 

しかし、担任の先生からすると、

別にどっちがやっても良かったでしょう。

 

受け入れてもらえませんでした。

 

本当はケンカしても良かったかもしれません。

でも、しなかった。

できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だって、

 

 

私は、

 

 

どうせ言っても聞いてもらえない人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


母からの価値観がそのまま影響して、

こう思って、気持ちが荒ぶるのを

グッッッと抑えこんだんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、私は強く思ったんです。

 

 「大人ってうちの親と同じようなもんなんだ」
「何を言っても聞き入れて貰えないんだ」
「やっぱり本音を言うだけ無駄なんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあどうするのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分を出さずにいい子でいること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分を殺して、相手に合わせること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

できないって言わないこと。

 

 

 

 

 

こうすれば、

親と祖父母のどちらからにも、

好かれる良い子になれる。

 

 

 

できる子ぶりっこが出来上がっていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………。

 

 

そして、この時の自分に
声をかけることにしました。