トム・ウェイツ の’85年の名作アルバム ”Rain Dogs(レイン・ドッグ)”
このトム・ウェイツという極めてハードボイルドで希有なミュージシャンを知ることになった、記念すべき作品。
誰のどのアルバムでも、予備知識なしに最初に接する盤には衝撃というものがあると思うが、その衝撃度がやたら高く、圧倒的なものであればあるほど、思い入れも強力になる。私にとって、このアルバムは正にそうした作品のひとつ。私は今作が好きで好きでしょうがないのだ。
このアルバムから聴こえてくるザラつき感・ゴテゴテ感、更に録音レベルを極端に高く設定し、まるで歪んでいるかのような「荒々しさ・生々しさ」を捉えた、猥雑な音にはど肝を抜かれた。これしかない!とばかりに夢中になって何度もリピートし、聴きまくるしかなかった。トムのライヴ映像を観ると、歌ってる途中で、工事現場のマイク(拡声器)を手に取り、唐突に荒っぽい声で怒鳴っているシ-ンがあるが、アレを初めて観た時と同じように、今作との出会いはショッキングなものだった。
驚きのギタリスト、マーク・リボー を聴くきっかけにもなった作品だが、キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)をはじめ、ロバート・クイン、クリス・スペディング、G.E.スミス(ホール&オーツ) といった名ギタリスト他豪華ミュージシャン(詳細は Discogs 参照)が多数参加している。
今聴き直しても、発売当時の「斬新さ」は決して薄れてないと思う。ひょっとすると、リアル・タイムで手に取った者特有の勝手な思い込みかもしれないが(笑)。ある世代の方々にとっての ビートルズ や ジミ・ヘンドリックス がそうであるように、今作で知ったトム・ウェイツの衝撃は、私にとって一生ものなのかもしれない。真剣にそう妄想出来る・思い込めるだけの説得力ある作品だと思う。既に25年も経過してるのかと、少々感慨深くもあるのだが。
*データについてはウィキペディアが詳しく、試聴は北米アマゾンで可
01. "Singapore"
歌詞 歌詞・コード
02. "Clap Hands"
歌詞 歌詞・コード TAB譜(ソロ)
03. "Cemetery Polka"
歌詞 歌詞・コード
04. "Jockey Full of Bourbon"
歌詞 歌詞・コード・TAB譜 TAB譜(ソロ①) TAB譜(ソロ②) ベース譜
05. "Tango Till They're Sore(タンゴ)"
歌詞 歌詞・コード
06. "Big Black Mariah"
歌詞
07. "Diamonds & Gold"
歌詞 歌詞・コード
08. "Hang Down Your Head"
歌詞 歌詞・コード
09. "Time"
歌詞 歌詞・コード
10. "Rain Dogs"
歌詞 歌詞・コード
11. "Midtown" Instrumental
12. "9th & Hennepin"
歌詞
13. "Gun Street Girl"
歌詞 歌詞・コード
14. "Union Square"
歌詞 歌詞・コード
15. "Blind Love"
歌詞 歌詞・コード
16. "Walking Spanish"
歌詞 歌詞・コード
17. "Downtown Train"
歌詞 歌詞・コード(capo 1) 参考:歌詞・コード① 歌詞・コード②
この曲の歌詞・日本語訳詞付きミュージック・ビデオ↓
"Downtown Train" PV with Japanese Lyrics
PV
18. "Bride of Rain Dog" Instrumental
19. "Anywhere I Lay My Head(レイ・マイ・ヘッド)"
歌詞 歌詞・コード(capo 1) 歌詞・コード Power Tab(DL)
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