楽曲の何を聴いているのか、歌か音楽か?と問われれば、自分にとっては間違いなく音楽であり音(サウンド)だ。洋楽を楽しむ魅力に歌詞(言葉)からの多大な影響や感動を認めた上で、やはり音楽だと言いきれる
楽器奏者の中には、歌ものスタンダード曲等を演る際「歌ありき!」という発言をする方々(マイルス・デイヴィス、キース・ジャレット等)もいる。80年代後半画家として個展来日したジョニ・ミッチェルは、テレ東のインタビュー番組で、「歌を発明したのはボブ・ディラン。彼の登場以前にも歌と呼ばれるものはあったが、それの詩とメロディは別々でも存在するもの。完全に言葉と旋律が一体化した表現は彼が最初。(当時のジョニの言いたいことがよく分かると思う)」と言う。どちらも歌の重要性や在り方を示したものだろう
ただこの言葉(歌詞・詩)というもの、そんなに直接的に響いてくるか?と言われれば、否なのだ。少し遠慮するフリして「私の場合は」と付け加えてもよい(笑)。一度頭で考えた上でしか呑み込めない、文学的に意味付けし理解(あるいは曲解)したたものに過ぎない。それは洋楽に限ったことではなく、日本語の歌でもそう。最初に届くのは、音・声の質感だったりメロディ・リフ・リズムなのだ
音楽は直接的・瞬間的に言葉に出来ないものをぶつけてくる。それに比べ言葉は実に捉えどころがないと思う。ホントはこんな意味なんだよと真意があったり隠されてたり、受け取る側の知識や経験により裏の意味が読み取れたり、文化的・人種的・社会的・歴史的なあれやこれやと意図があったり、あ~メンドくさい・・・・
米ソウル・インストゥルメンタル・グループ、ブッカー・T&ザ・MG's の最初のヒットとなる "Green Onions"(グリーン・オニオン)を、堪らなくカッコいいライヴ映像で・・・
"Green Onions"
(グリーン・オニオン) Boker T & the MG's Live in Europe 1967
同名の傑作デビュー・アルバム "Green Onions"(グリーン・オニオン)に収録されているオリジナル・ヴァージョン↓
"Green Onions"(グリーン・オニオン) Boker T & the MG's 1962
from their 1st album ”Green Onions”(1962)*試聴, Box Set ”Time Is Tight”(3CD 1998)*試聴 & hits compilation album ”The Very Best of Booker T. and the MG's ”(Remaster 2007)*試聴
TAB譜① TAB譜② TAB譜③ TAB譜② TAB譜④ ベース譜①(DL) ベース譜②(DL) ベース譜③(DL) Power Tab①(DL) Power Tab②(DL) Power Tab③(DL) Guitar Pro①(DL) Guitar Pro②(DL)
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original up date : 2009-08-17 02:31:57 (今回動画最新化&文追加&リンク先変更あり)