サブちゃん! | ナイモノネダリ

サブちゃん!

北島三郎特別公演@明治座。
母が招待券を手に入れ、座席引き替えに1時間並んでくれて前から4列目をゲットしてくれた。
ありがとう、母よ。
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第一部は芝居「火消し一代 め組の辰五郎」。
女房役に星由里子。わーい、若大将のスミちゃんだ。
弟分に松村雄基、敵役に成瀨正孝。
め組の頭、辰五郎の勧善懲悪のわかりやすい物語。
設定上は30前後の役なんだろうけど、75歳のサブちゃんが演じていると年齢設定がわからなくなる(……星さんも)。
サブちゃんの妹役を途中まで娘役だと思っていた。
実際には孫でもおかしくはないけど、まあ、ご愛敬。
セットチェンジも豪華に頭を使わずに楽しめる芝居でした。
1時間半の舞台が終わって、30分の休憩。
売店の人形焼きを試食をしながら、創業140年の明治座のパネル展示を眺める。
明治座は初めて。ここが日本の芸能を支えてきた劇場なんだよなあ。
第二部は「ヒットパレード 北島三郎 魂の歌を…」。
ビッグバンドを従え、人生や夫婦やを語りながら、後ろの巨大なパネルには浮かぶ「魂」「絆」をバックに「函館の女」「兄弟仁義」などいろいろな曲の一番だけをどんどんと歌うサブちゃん。
衣装替えの際には、弟子の大江裕が登場し「のろま大将」を歌う。
改めてちゃんと聞くと「のろま大将」いい曲だなあ。
衣装替えして、再びサブちゃん。大江裕とのトークに母が楽しそうに笑っている。
ダンスがあり、セットチェンジ。
港町で歌うサブちゃん。
ああ、染みるなあ。俺も日本人なんだなあ。
またまたセットチェンジ。
ドライアイスがステージ上を覆い、バックには海を走る映像が流れ、漁師たちを従え、荒れ狂う海に激しく揺られる漁船の先頭に立ったサブちゃん。
歌うは「北の猟場」。
いよっ、サブちゃん!
そして、クライマックス。最後のセットチェンジ。
和太鼓チームの激しいパフォーマンスがあり、現れるは、風神雷神に挟まれた巨大な竜の頭に乗ったサブちゃん。
歌うは「祭り」。おお!もう本気で拍手を送る。
竜が煙を吐く。総勢123人の演者がステージに勢揃いして、歌い踊る。
竜の頭がせり出して、客席の真ん中まで飛び出てくる。
圧巻!
これが日本の祭りだよ~!
はい、その通り。これぞ、ニッポンのエンターテイメント!
大拍手。こりゃすげえや。大満足。
一ヶ月の公演、サブちゃん75歳、パワフル!
招待で観たとはいえ、これは13500円の価値大あり。
本気で楽しめました。ちゃんと金払ってまた観たいなあ。
サブちゃん、最高です!