昨日、久々に後楽園ホールへ。

ダブルメインは、OPBFダブルタイトルマッチ。


最終試合、

OPBFフェザー級タイトルマッチ

王者 李  vs  挑戦者 日本同級王者 天笠


判定で天笠が新チャンピオンに。

ジャッジ 115-113 ×1 、116-112 ×2

私は、116-112で天笠でした。


面白い試合でした。


天笠選手の試合は、初めて見ましたが、いいですね。


どんな競技でも、基本の型というものが存在して、それを基に実戦に対応していきます。

しかし逆に、どんな競技でも、基本を無視?した手法が存在します。

異端であったり、トリッキーであったり、いろいろな呼ばれ方をします。


天笠選手は、そんな、トリッキーなボクサーと呼んでいいでしょう。


凄いスピードがある訳でもなく、凄いパンチがある訳でもなく、綺麗なワン・ツーを打つでもなく、それでいてパンチはよく当たります。

世界チャンプ井岡が王道なら、天笠チャンプは異端なのでしょう。


天笠選手のパンチは、なぜ当たるのか。


”基本の型”のテンポと異なる為、つまり、基本はある程度予測可能ですが、アブノーマルなテンポのパンチは予測と異なるタイミングで繰り出されるので、受ける側にとっては不意打ちになるのでしょう。


ナジーム・ハメッドが異端の王道!?として、他にパッと思い浮かぶのが、辰吉と激闘を演じたビクトル・ラバナレス、佐竹政一の夢を打ち砕き一気に(負けを挟んで!)世界王者に上り詰めたカルロス・マウサ、輪島と闘ったエディ・ガソ、そうそう輪島さんご本人を忘れてはいけません。


基本は基本、全ては結果ですね。

天笠選手には、ぜひ世界チャンピオンになってほしいです。


天笠選手、同郷でした。。。