2013/12・28~29 松木沢 アイスクライミング  | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

先週末、足尾町の松木沢へ氷瀑クライミングに出掛けて来ました。

栃木県の北西部にある足尾町、その奥に松木沢と言う沢が有ります。

その枝沢周辺の氷瀑を登るということでした。


足尾銅山の奥にある親水公園に車を停めて、いざ出発です。

以前は車で滝の所まで行けたのですが、今は2時間以上も歩かなくてはなりません。

でも、急登の道でないので、すこし気持ちは楽です。


暫く歩くと小屋が有ります。

中をのぞくと山小屋風です。望遠鏡などもセットされていて、鳥や動物の観察などもしているようなかんじです。留守でした。

庭をお借りして一休みとします。

こんな感じの隠れ家が有ったら良いですよね!


鹿よけの柵で何かを育てているようです。



周辺の山はこんな感じです。

人を寄せ付けない雰囲気ですね。


そこから松木沢を更に歩き、松木沢ジャンダルム、幕岩を左に見ながら、更にどんどん歩きます。


目当ての黒沢・横向き沢などの氷を見回って来ましたが、氷結があまく、登るのには危険な状態でした。

結局、一番登れそうな黒沢のF2滝へ向かうことにしました。

松木沢の枝沢に滝がいくつかあり、下からF1・F2・F3・F4と主だった滝に名前のような名前でないような呼び名が付いています。Fの意味はフォール、滝の意味です。

F2の氷は厚さ10センチ位で、更に岩との間に隙間があります。

危険な状態ですね。

5M位登って諦めて下りてきました。


結局1日めはあちこち歩き回り沢を渡ったりして収穫なしのような1日となってしまいました。

自然が相手ですから仕方ないですね。


テント場の目印のブルトーザーです。
もうこうやって何年も此処でこんな状態です。


ブルトーザー周辺は平坦な場所があります。

我々のテントは2張りです。

3人用と2人用です

それぞれ3人と2人ずつ分かれて使用します。

とりあえず、テントの中でお茶を沸かして一息つきましょうということで、3人用のテントに5人が集合です。

コンロを焚いてテント内を温めながら、暖かいお茶を沸かして飲み、ホッとします。

 ふ~ッ・ふ~ッ・・・ とコッフェルのコーヒーに息を吹きかけながら飲むお茶は最高の贅沢に感じます。  

時刻は午後4時を過ぎています。


そろそろ夕食の準備に取り掛かり時間です。

川に水汲みに出掛け、あとはテント内の整理です。



こんな感じで膝を突き合わせて食事の作ります。

今夜は尾西の白米と生姜焼きと漬物です。

お湯を沸かして白米の袋へ注ぎ、レトルトの生姜焼きを煮立てて出来上がりです。

炭水化物とタンパク質を十分食べて明日の力にします。


「暑い暑い!」と仲間はダウンのジッパーを開けて仰いでいます。

熱と湯気でテント内は蒸し風呂状態です。

少し開けるとすーと冷たい風が入り込み、また快適なテントと成ります。

次の山行について話したりして、夜は更けて10時消灯となりました。

明日は1本奥の枝沢を遡行して氷瀑に取りつくことになっています。



その2へ続くということでお願いします。