Trans Lantau参戦記(3) | Challengeな毎日

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Trans Lantau参戦記(1)

Trans Lantau参戦記(2)


 

CH4 34.3km 昂平(Ngong Ping)

 

 

ここのエイドには「ヌードル」がある。

 

各エイドで提供される食べ物はチェック済。

 

最近はペース計画を立てることもなく、こんなことばかりチェックしている。

 

渡されたヌードルは、ぬるくてまだ固形の麺が浮いているものだった・・・。

 

ほぐしながら食べるも味は・・・。

 

フルーツ、ナッツ、ハムなどを食べてエイドアウト。

 

 

天気はすっきりしていない。

 

けれども結果的には良かった。

 

もしこれが晴天の日照りだと、かなりキツくなると思う。

 

体力の消耗も激しく脱水症状にも気をつけないといけない。

 

 

歩いたり走ったりしながらトレイルを進む。

 

意外と細かいアップダウンが多い。

 

ときどきトレイルから海が見える。

 

香港らしい景色なのだろう。

 

 

写真を撮りながら先へと進み、ガァーと下ったところでエイドに到着。

 

CH5 44.4km 狗嶺涌(Kau Ling Chung) 9時間22分

 

 

「まだコース半分も来ていないのか・・・」

 

それが率直なところだった。

 

思わず座り込む。

 

バナナを食べながらコース高低図を見ながら休んだ。

 

9時間以上も動き続けていればかなり疲れる。

 

身体は正直だ。

 

エイドを出発。

 

そしてトレイルの登りが始まる。

 

次のCH5までのこの区間が一番しんどかった。

 

もう完全に脚が終わっている。

 

エイドで休んだばかりというのに足が動かない。

 

「もう走れない・・・」

 

ただ、静岡マラソンの時のような絶望感はなかった。

 

 

股関節のところの動きが悪い。

 

「腰が痛くならなければいいけど」

 

自分がランタオ島のどのあたりを走っているのか分からない。

 

急な下りもリズムよく進むことができず、一歩一歩ブレーキをかけるような下り方になる。

 

これが後々、地味に脚にこたえる。

 

ほぼ歩き通して町に下りてきた。

 

 

そして比較的大きなエイドに到着。

 

CH5  56.9km 大澳學校(Tai O) 12時間6分

 

 

「あー、もう無理」

 

リタイアするつもりはなくとも、そう言いたくなる。

 

ここの関門閉鎖まで5時間以上ある。

 

とるべき策は1つ。

 

「復活をかけて十分に休む」

 

経験則として、ロングトレイルレースでは復活がある。

 

今までは練習を十分にすることでレース中、その時間を作りだしていた。

 

今回はもともと緩い制限時間に助けられた。

 

校舎の人が少ないところに寝転んだ。

 

1時間くらい休むつもりも40分ぐらいで起き上がる。

 

エイドではヌードルを避け、ハム&チーズのサンドイッチを食べた。

 

熱いコーヒーが美味い。

 

バナナ、オレンジ、ナッツなど十分に食べた。

 

トイレで所用を済ませてエイドを出発。

 

トータルで1時間くらい休んだだろうか?

 

ディープな民家の間を通り抜けてトレイルへ。

 

左手に海と大きな橋を見ながら進んだ。

 

 

復活とまではいかないまでも、レースを続けることはできるようになった。

 

「さあ、楽しんで行きましょうかね」

 

(つづく)

 

土曜日は仕事・・・


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