コンサートによせて(プログラムに乗せた挨拶文)
あの日からもう、1年3か月余りがたちました。過ぎてしまえば早いものです。
私たちの団員の中にも、今だご親族が行方不明のまま見つからない人もいます。
あの地震津波は私たちのグループにも大きな影響がありました。
活動拠点の文化センターも避難所になりましたが、とにかくやれる人だけでもコーラスを続けよう、被災し
た団員のためにも、心の拠りどころになれるように活動を続けようと、地区の集会所を借りて練習を積み上げてきました。
練習できることが当たり前ではないのだということを、震災は教えてくれました。
うれしいことに、文化センターの修理が終わり、4月からは以前と同じようにここで練習を続けています。歌うことがみんなの絆になっています。
今、私にとって、仲間の笑顔に会えることは本当にうれしくて、幸せです。
合唱することは、もともと、神様、言い換えれば自然に対して感謝することに原点があります。
他と比べて一喜一憂するのではなく、すなおに作詞の意味を受け止め、理解し、作曲者が送り出
してくれた曲の心に感謝し、楽しんでいくことこそが コーラスの神髄なのだと思います。
コンサートを開催するにあたって、実に多くの人に助けていただきました。ありがとうございます。
こうして皆様に聴いていただける機会を持てたことは、私たちにとって、大きな喜びです。どうぞ終わりま
でごゆっくりお聴きいただけたら幸いです。
追い込みに忙しかったこの一週間を経て、今日本番を終えました。
たくさんの方々に聴きに来ていただきました。
いま、ビデオを眺めながら、その余韻に浸っています。
ほんとうにありがとうございました。
ブログ更新ができなかったことを心配してくださったブロ友さんたち ありがとうございました。