気仙沼1泊旅行記④
22日
この日のハイライトは、何と言っても長年あこがれていた龍舞崎遊歩道を歩くことでした。
朝食を済ませた私たち、宿を飛び出して、フェリーの発着所の浦の浜へ車を運びました。
いざ! ここから歩き出します。 穏やかないい天気です。
緩やかな上り下りのある、有名な春の椿マラソンのコースでもある舗装道路を歩きます。
すごいでしょう?
どの家も、お城のような、お寺さんのような入母屋の屋根、鬼瓦の乗っている。
○○有名メーカーなどでは絶対にない豪邸です。
歩きながら、時々見える海と一緒に、家も目の保養しながら・・・。
腕の立つ大工さんがいるところでは、大手メーカーなど、入る隙はないのでしょうかね・・・。
柚子。黄色い実がついています。島のそばを流れる黒潮のおかげでしょうか、大島は、柚子が育つ北限なのだそうです。
道端に、遭難碑が立っていました。
三陸大津波は、大島でも多くの死者が出、家や船が流され、大きな被害が出たようです。
そういえば、島のあちこちに津波の避難経路と避難場所の案内図が掲示してありました。
島の最南端に着きました。いよいよ龍舞崎遊歩道。まずは、龍舞崎まで往復しました。
真っ青な海。いいなあ・・・・。
海を眺めるって、身も心も洗われますねー。そばには、真っ白い灯台も立っています。
ここから。5、4km。
平らな道路だったら、なんでもないけれど、上り下りの連続する5、4kmは、けっこう骨っぽいわよ。
松林の中を歩いていきます。
急坂をヒーコラ登ったり、がーっと下ったり。
持って帰って、土瓶蒸し、しようか?
いや、食ったらきっと明日は新聞沙汰だね。 パパ。
惜しいと思ったけれどさよならしました。
道は降り積もった松の枯葉でふっかふか。きもちいい。
ところどころに案内板もあるし。
切り立った崖にだって、安全な足場が作られていて、
登り坂のてっぺんは、たいてい見晴らしがいいからベンチもあるし。
ほんとうにきもちのいい歩道です。
もう11月も半ばを過ぎたのにね、会えてうれしい!
そういえば、この歩道を歩いて、会ったのは1組のご夫婦だけ。
人に出会うと、うれしいねえ。
とおりいっぺんにこんにちわ、と言うだけじゃなくて、いろいろ話しているうちに、身元調査まで出来ちゃいます。
連休の中日だし、穏やかな晴れた日だし、人に会わないのが不思議。
何でこんなに素敵な気持ちいい道に人が来ないんだろう。
まあ、夏ならたくさん人が歩くのでしょうけど・・・・。
4,7km歩きました。遊歩道は残すところ0,7km。あともう少し。
はらへったー・・・・・・・
でも、遊歩道は終わったけどここで終わりではありません。
まだ浦の浜まで舗装道路を歩かなければ。
これが、マラソンの行われる3月には、咲きそろうんでしょうね。
浦の浜9:00・・・・・・・・・遭難碑10:00・・・・・・・10:18龍舞崎入り口・・・・・・龍舞崎往復 ・・・・・
10:48遊歩道5、4km基点・・・・・安波が浜10:55・・・・・・背浜11:00・・・・・・生れ崖11:04・・・・・・三作浜11:22・・・・・
通い平11:39・・・・下って・・・・11:59○○浜・・・・・・12:05分岐・・・・・12:34車道・・・・・12:49小田の浜
・・・・・・・13:18浦の浜
出発から写真を撮る以外は休憩せずに歩きとおして4時間18分。
飴玉と水を口にしたくらいで、よく歩いたわ・・・・。
普通だったら、5時間コース、休憩も入れれば、もうすこしかかるでしょうか。
最後の車道歩きは、フカヒレラーメンが目の前をちらついていたわ。
気仙沼のお魚市場で買ったお土産は、
フカヒレのスープ。
そして、大島の柚子で作った柚子ポン酢。
魚は? まあ、塩釜でも買えるから。
楽しかったな・・・・・花の咲いている夏に、今度はキャンプしながら又来て見たい。