今回のイタリア旅行の目的は、カプリ島で青の洞窟を見ることと、
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの彫刻 「アポロンとダフネ」を見ることでした。
ベルニーニは、イタリアを代表する芸術家で、素晴らしい彫刻を数多く残していますが、建築家としても有名でバチカンのサンピエトロ広場や、ローマのバルベリーニ宮なども彼の作品です。
↑ベルニーニのアポロンとダフネを観るために・・・
ボルゲーゼ美術館 へ
↑美術館は完全予約制。
9時、11時、13時、15時、17時の枠で事前に予約を入れます。
予約時間の少し前に地下の受付で入館チケットに交換して、貴重品以外の荷物は地下にあるクロークへ預けます。
写真撮影は一切NGです。
(画像はお借りしました)
↑アポロンに求愛され、自分の体を月桂樹に変えていくダフネ
ギリシャ神話の、悲しい恋のお話。
こちらは、美術関係のテレビや本で何度も観ていて、肉眼でぜひ観たいと思っていた作品。アポロンが近づくと、月桂樹の葉に変わってゆくダフネの指先・・・
とても大理石とは思えない!足先も根っこに変わって行き、身体も木の皮で覆われて行きます!
ベルニーニの彫刻は、瞬間を捉えた美。
躍動的で皮膚感や体温まで感じるような作品。
まるでその場に居合わせたようなリアリティーで迫って来ます!
ボルゲーゼ美術館には、こちらの「プロセルピナの略奪」、「ダビデ」、「真実」などのベルニーニの彫刻が収蔵されています。
「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と賞賛されたベルニーニ、やはり最高に素晴らしかったです!!