フランスワインの授業。

この日はボジョレー解禁日の数日後でした。

授業の数日前にワインを楽しむ会でガメイはたくさんいただいたので正直もういいかな・・と思っていました。

この教室の先生は自然派ワインがお気に入りでいつも野生の風味が効いた(?!)ワインを持って来られます。

期待通り今回もパンチが効いていましたラブ

今回の課題は、同じ地区の同じ品種で造り手の違いでワインがどう変わるのか、もうひとつは違う地区のガメイを味わうというものでした。



それではいつものテイスティングスタート。


1.ボジョレーヌーボ08

  産地:ボジョレー地方

  品種:ガメイ100%

  造り手:ジョベール

色は濃い赤紫、イチゴキャンディー、バナナの強い香り、酸味が強く口に含むと舌の上でパチパチ弾けます。




2.ボジョレーヌーボ08

  産地:ボジョレー地区

  品種:ガメイ

  造り手:フィリップパカレ

色は淡いピンク、1.のボジョレーほどの強烈な香りはなく若干スパイシーさが加わった香り。ヨーグルトのような酸味も。こちらは少し余韻に苦味がある。


1.と2.は同じビンテージ・同じ地区・同じ品種なのに、造り手の違いでこんなに色や香り、味わいが違うんですね!驚きです!




3.ボジョレー04

  産地:ボジョレー地区

  品種:ガメイ

  造り手:マルセルラピエール

色はオレンジ、野生の酵母を使っているため土っぽい香り。バラやスミレの砂糖漬け、フランボワーズの香り。それにスパイシーさも加わっている。

このワインは驚くほどおりが多い!バニラビーンズのような黒いつぶつぶがいっぱい浮いています!

ボルドーワインではデキャンダージュしておりは除きますが、ブルゴーニュ地方のワインのおりは気にせず飲んで良いそうです。おりにはアミノ酸や酵母、ビタミンB2などが含まれるのでカラダにもうれしい効果があるそうです。


マルセルラピエールは完全な有機農法にこだわり、除草剤や防腐剤を使用せず天然の酵母を使ってワインを造ります。ワインが酸化して傷むのを防ぐためにボトルは蝋栓されています。酸欠状態のワインははじめ硫黄のにおい、スワリングしていくと空気に触れて徐々に香りが開いていきます。

とても手をかけてできるだけ自然のままのワインを造っているので「太陽の光と大地の力を液体に変える」と言われているそうです。

おりだらけのワインはまさに大地の汁ってカンジでした・・・

4.シュベルニー04

  産地:ロワール地方

  品種:ピノノワール ガメイ

  造り手:ドメーヌ ヴィユー

色はピンクをおびたルビー色、ブラックベリーやざくろの香り。ミネラル感もある。キリッとした強い酸、余韻も長め。アルコール度数も高く感じるが11.5度と意外にも低め。しっかりとした味わいなので、牛フィレ肉やジビエに合いそう。



この日、先生はとても楽しそうに講義をされていました。

とくにマルセルラピエールさんのワインのときはいつもより力が入っていました。

きっと大好きな造り手さんなんだろうな・・・


ワタシはどのワインを飲んでも美味しいし、まだ好きな造り手さんとか好きなワインってわからないけど、早くジブンの好きなワインに巡りあいたいですWハート

その日まで勉強あるのみ!日々前進!がんばりますキラキラ