種子島のレッドモンスターを振り返り | 太田武志のクレイジーオーシャンスタイル

種子島のレッドモンスターを振り返り

種子島から帰ってきて約1週間ですが、
今回、更にいろんな発見が出来ました。

3月に串本で、3キロオーバーを釣り、
4キロがもし掛かっても、頭の中では今のタックルで
正直、絶対楽勝だと思っていました。


今回の上がった最大は森君の掛けた3.7キロでした!
$クレイジーオーシャンのティップランエギング-04241
掛けた瞬間はまるで根掛かり! 次の瞬間に猛ダッシュ!
これが、モンスターアオリパターンの典型的な例。

しかし、これ以外に中村さんが1回、自分が2回、
多分とんでもないのを、バラしました。
1回は無理やりやり取りして、カンナ折れ、
2回目は中村さんと同じ、一気に走りられ、ラインブレイクやら、フックアウトやら。
「アオリイカ地獄」に、沖縄のモンスターの釣り方を書かれていましたが、
まさに、その通り、釣っている水深は違うものの、
やはり、4キロ、5キロを狙うタックルは別世界。
串本で自分の釣った3キロオーバーとは全く別物でした。

ただ単に自分がヘタクソなだけですが、
今回、掛けてからのジェット噴射は、ジギングをしていた頃の
イソマグロを初めて掛けた時の猛ダッシュを、思い出す程の
ある意味、恐怖感すら、感じるくらいでした。

西田君にも昨年チャレンジの前に、
正直PE0.8号にした方がええくらいかもと言われていましたが、
まさか、アオリイカにPE0.8号とは・・・・・・?と思っていましたが、
その理由を今年、身を持って体感させていただきました。

通常、三重ではティップランで、良く釣れている時の
潮の流れは0.8ノットくらいと言われていますが、
種子島の場合、一番食いが立つのは、
1.5ノットを超えてから、時には2.5ノット以上で入れ食いです。
逆に、それ以下の場合、モンスターアカイカの活性は低いと思われました。

緩い潮の流れでも、釣れる事は釣れますが、
風にしても、潮にしても、大型が出やすいタイミングは、
串本も同じでしたが、ある程度荒れている時か、潮が早い時の方が
もしかしたら、出やすいのではと思っています。

潮が2.5ノット以上で流れている中で、4キロ以上のアオリを掛けて、
遠くで潮に乗った時の抵抗、それは本当に半端ではないです。

今回もお世話に豊生丸の岩元船長のタックルも、
ラインはPE1号、リーダーは4号という事が、納得出来ました。

通常はPE0.4号、リーダー1.75号で釣っているので、
まさか、アオリイカに・・・・
最近のPE0.8号なら、ブリでも大丈夫・・・

でもその考え方は今回の種子島で、見事に崩れ去りました。

今年、串本にも4回行き、何とか掛ける方法、
普通のアオリと、アカイカ系アオリの生態の違い、
食い方の違いが解ってきた様な気がしまが、
掛けてからの事を全く考えていませんでした。

正直掛けたら何とかなると思っていましたが、
実際問題、現在のタックルで潮が流れない場合で掛けた時は、
多分大丈夫だと思いますが、潮が流れている状態で掛けた場合は、
タックルのトータルバランスの必要性が、本当に大切だと思います。

カンナのサイズも確かに3.5号のカンナでは、小さ過ぎると思うし、
ラインが太ければ良いという問題でもありません。

ロッド、リール、ライン、エギ全てのバランスがマッチした時に、
今まで以上のモンスターに出会えると思いました。

今年もう一度、種子島にチャレンジする予定ですが、
それまでに、タックルバランスをもう一度全て考えます(^O^)/