偉大な織田幹雄さんへの敬意 | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

昨日は広島市で開催された第49回織田記念陸上
を観戦してきましたが、この大会は広島が生んだ
偉大な織田幹雄 さんの偉業を記念して創設された
大会です。

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昨日の大会プログラムです。
通常、陸上競技の大会プログラムは良くも悪くも
画一化していて、選手の写真が配されたデザイン
ばかりですが、この大会は一線を画していました。
黒背景に「49th M.ODA」と「跳躍一路」のみ。
実に潔いデザイン。(例年そうなのでしょうか?)
(なお「跳躍一路」は織田さんの自著タイトルから)


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そしてチケットには、1928年アムステルダム五輪
の男子三段跳で金メダルを獲得した織田幹雄さん
の雄姿。


ここで改めて織田幹雄さんの功績について、
Wikipediaから引用します。

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・日本人初のオリンピック金メダリストであり、
 アジア人としても個人初のオリンピック金メダ
 リスト。(陸上競技として日本人初の金メダリスト
 というだけではなく、全競技を通じて初の日本人
 金メダリスト)

・1928年アムステルダム五輪の男子三段跳にて
 15m21で優勝、金メダル。
 この優勝記録(15m21)と同じ長さのポールが
 東京国立競技場のフィールド内に建てられて
 いる(織田ポール)。
 なお、新国立競技場にも織田ポールは引き継が
 れるとのこと。

・当時英語で「ホップ・ステップ・アンド・ジャンプ」
 (現在はトリプルジャンプ)と呼ばれた競技名を
 「三段跳」と訳した。

・現役時代は、走幅跳、三段跳、走高跳、十種競技、
 400mリレーで日本新記録を幾度も更新。
 三段跳では1931年に15m58の世界新記録樹立。

・「陸上の神様」、あるいは「日本陸上界の父」と
 呼ばれ、戦後日本全国で陸上競技を指導・
 普及したいわば育ての親のような存在である。

・国際オリンピック委員会(IOC)オリンピック功労賞
 受賞。文化功労者、広島県名誉県民、安芸郡
 海田町名誉町民、東京都名誉都民、渋谷区
 名誉区民。

・最終学歴は早稲田大学商学部卒業。朝日新聞社
 に入社し最終的には朝日新聞運動部部長、のち
 早稲田大学教授を務めた。

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大会のプログラムやチケット1つからも、偉大な
織田幹雄さんへの敬意が感じられました。

本当に大切で継承するべきなことは、脈々と継承
されるものなのだなあと実感。