春の高校伊那駅伝2015 | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

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昨日は、長野県伊那市にて、春の高校伊那駅伝2015
が開催されました。計測工房でタイム計測を担当させて
いただき、私・藤井が計測ディレクターを務めさせていた
だきました。

この大会は、高校陸上界ではその名を知られた有名
大会で、12月の全国高校駅伝の出場校がずらりと顔を
揃えます。最大の特徴は、3年生が卒業して、メンバー
は1・2年生だけで構成されているということです。
新年度の戦力を占うレースになります。

今大会での8位入賞校のうち約半数は、9か月後の次回
の全国高校駅伝でも8位入賞するという傾向も出せる
ぐらいレベルの高い、もう一つの全国大会です。

今年は男女合わせて過去最多となる207チームがエン
トリー。

男子は2014年の全国高校駅伝出場58校中の35校が、
女子は2014年の全国高校駅伝出場47校中の17校が
エントリー。


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地元の長野朝日放送(abn) さんによって長野県内では
TV生中継される県内のビッグレースです。


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会場は伊那市陸上競技場です。


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フィニッシュ地点です。地面にはタイム計測用アンテナ
マット
が設置してあります。

今大会では選手の皆さんのナンバーカード(ゼッケン)
に装着されたICチップ
によって計測をおこないました。


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午前10時に女子の部がスタート! 
女子は5区間21.0975kmです。12月の全国高校駅伝と同じ
区間数で、総距離は同じですが、区間毎の距離設定は
全国高校駅伝とは異なります。
そして全国高校駅伝を上回る66チームがエントリー。

2014年12月の全国高校駅伝(女子)の入賞校のうち、4校
が今回エントリー。
大阪薫英女(大阪)、立命館宇治(京都)、常磐(群馬)、
豊川(愛知)の4校です。
他にも全国の強豪校がエントリー。


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女子第1中継所(いなっせ)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置されています。
(計測工房スタッフI氏撮影)


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女子第2中継所(伊那バス)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置されています。
(計測工房スタッフY氏撮影)


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女子第3中継所(伊那食品工業)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置されています。
(計測工房スタッフK氏撮影)

伊那食品工業 さんは大会のメインスポンサーでもあり、
地域の有名企業です。大変立派な経営をされていることで
知られ、全国の企業経営者の模範として名高く、創業者
の塚越寛会長のご著書は私も拝読させて頂きました。
(→その時のブログ
※今あらためて読み返しても勉強になります。


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女子第4中継所(小出三区公民館)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置されています。
(計測工房スタッフI氏撮影)


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今年の女子は、常磐高校(群馬県)が1時間11分17秒で
初優勝を飾りました。2区では同校の樺沢和佳奈選手が
区間新記録。常磐高校は2014年の全国高校駅伝で3位
でしたが、間違いなく今年2015年の全国高校駅伝も優勝
戦線の中心に絡むでしょう。

<今回の女子リザルト>
1位 常磐(群馬県)
2位 豊川(愛知県)
3位 大阪薫英女学院(大阪府)
4位 荏田(神奈川県)
5位 市立船橋(千葉県)
6位 長野東(長野県)
7位 成田(千葉県)
8位 北九州市立(福岡県)



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そして午後12時5分に男子の部がスタート!
男子は6区間42.195kmです。12月の全国高校駅伝より1つ
区間数が少ない設定で、総距離は同じです。
全国高校駅伝の2倍以上の141チームがエントリーしました。
100チーム以上のスタートは圧巻です。

2014年12月の全国高校駅伝(男子)の入賞校のうち、7校が
今回エントリーしました。
世羅(広島)、佐久長聖(長野)、埼玉栄(埼玉)、秋田工(秋田)、
小林(宮崎)、学法石川(福島)、愛知(愛知)の7校。
他にも全国の強豪校が顔を揃えています。
なにせ今回の男子は2014年の全国高校駅伝出場校が35校
もエントリー。ほぼ全国大会と同義だと思います。


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男子第1中継所(きたっせ)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置されています。
(計測工房スタッフU氏撮影)


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男子第1中継所での選手スタンバイ風景。
(計測工房スタッフU氏撮影)


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男子第2中継所(美篶中県(みすずなかがた))。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置されています。
(計測工房スタッフS氏撮影)


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男子第2中継所での選手待機風景。
(計測工房スタッフS氏撮影)


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男子第3中継所(JA上伊那 東部中央給油所)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置されています。
(計測工房スタッフY氏撮影)


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男子第4中継所(伊那市役所)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置されています。
(計測工房スタッフY氏撮影)


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男子第4中継所でのタスキ渡し風景。
(計測工房スタッフY氏撮影)


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男子第5中継所(いなっせ前)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置されています。
(計測工房スタッフI氏撮影)


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今年の男子は、世羅高校(広島県)が2時間10分0秒で
6年ぶり2度目の優勝を飾りました。昨年の全国高校駅伝
の優勝チーム世羅高校は間違いなく今年2015年も全国
高校駅伝の主役候補でしょう。

<今回の男子リザルト>
1位 世羅(広島県)
2位 倉敷(岡山県)
3位 九州学院(熊本県)
4位 秋田工(秋田県)
5位 仙台育英(宮城県)
6位 西脇工業(兵庫県)
7位 小林(宮崎県)
8位 西京(山口県)


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生放送オンエアの長野朝日放送さんの画面には、弊社で
計測したデータがリアルタイムで送られ、各中継所での
通過タイム(トップ差)が表示されていました。


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スタート・フィニッシュ地点の伊那市陸上競技場内に設けら
れた記録室です。
全部で10ヶ所の各中継所には電話回線が設置されており、
この記録室と電話回線経由でリアルタイムにデータ通信を
おこない、データはTV生中継の長野朝日放送(abn) さん
に送られました。
計測工房は記録室オペレーション業務を3名体制であたり、
大会公式のリザルト集計(記録集作成)もおこないました。
ボリュームのある業務内容で、冬のマラソン・駅伝シーズン
を締めくくるにふさわしい大仕事でした。



This is timing man. We are professional timing man.
Born this way. This is an everlasting journey.


今回も一期一会の貴重な仕事の機会を頂戴したことに
感謝です! この現場が次の現場に繋がりますように。