マラソンは2時間2分台へ | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

本日、ドイツのベルリンで開催されたベルリンマラソン2014にて、
ケニアのデニス・キメット選手が2時間2分57秒の世界新記録
で優勝しました。人類初の2時間2分台突入の瞬間でした。

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写真は、2013年東京マラソンでのデニス・キメット選手。
このレースも2時間6分50秒の大会新記録で優勝していました。
たまたまこの日は仕事がオフで沿道で観戦していたのですが、
この日デニス・キメット選手の写真を撮っておいて良かった・・・。


なお、本日の2時間2分57秒の世界新記録の5km毎スプリットです。

2014ベルリンマラソン(2014年9月28日)

地点   通過  スプリット
5km   0:14:42
10km  0:29:24 (14:42)
15km  0:44:10 (14:46)
20km  0:58:36 (14:26)
25km  1:13:08 (14:32)
30km  1:27:38 (14:30)
35km  1:41:47 (14:09)
40km  1:56:29 (14:42)
finish  2:02:57 (06:28)
前半  1:01:45

後半  1:01:12 (後半ハーフのほうが33秒速いネガティブスプリット)




さらに、人類が2時間10分を突破して以来、8分台、7分台と、次の分に
記録を到達させてきた変遷です。()内はおよそ要した年月。

1967年 2時間9分36秒 クレイトン(豪州)
(2年
1969年 2時間8分33秒 クレイトン(豪州)
(16年)
1985年 2時間7分12秒 ロペス(ポルトガル)
(3年)
1988年 2時間6分50秒 デンシモ(エチオピア)
(11年)
1999年 2時間5分42秒 ハヌーシ(モロッコ)
(4年)
2003年 2時間4分55秒 テルガト(ケニア)
(5年)
2008年 2時間3分59秒 ゲブレシラシエ(エチオピア)
(6年)
2014年 2時間2分57秒 キメット(ケニア)


このまま行けば2020年の東京オリンピックの前後には2時間1分台?