計測カテゴリー比率の推移 | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

創業満7年にあたっての統計です。

計測工房で計測しているカテゴリーは大別すると、

(1)マラソン
(2)駅伝(リレーマラソン含む)
(3)トレイルランニング
(4)トライアスロン(デュアスロン、アクアスロン含む)
(5)自転車(MTB含む)
(6)その他(馬術、一輪車、OWSなど)

に分けられますが、その他を除いた主要5カテゴリーについて、
その比率の推移が下記です。(数字は%)

             マラ 駅伝 トレ トラ  自転
第1期(2007-2008) 69.7 15.2 0.0  0.0  6.1

第2期(2008-2009) 52.8 17.0 0.0  1.9  17.0

第3期(2009-2010) 55.4 26.2 1.5  1.5  7.7

第4期(2010-2011) 44.2 33.8 2.6  3.9  9.1

第5期(2011-2012) 42.0 35.0 3.0  5.0  8.0

第6期(2012-2013) 40.4 34.2 9.6  10.5  1.8

第7期(2013-2014) 36.4 27.9 14.0  9.3  3.9


色々な特徴が見て取れます。

●創業1年目から7年目まで常に最大比率はマラソンですが、
その比率は年々小さくなっており、1年目は69.7%だったものが
7年目には36.4%まで下がっている。同業他社さんに比べても、
このマラソン比率の低さは特徴的な傾向かと。
あえて言えば、マラソンの計測というのは他のカテゴリーと比べ
るとハードル(参入障壁)が低く、かつ市場規模が大きいため、
レッドオーシャン化している、ということは言えます。
そのうち最大比率の座を他のカテゴリーに譲る日が来るのか・・・

●駅伝の比率は昔から高い。駅伝の計測は、マラソンのように
単純ではなく、ノウハウとテクニックが一番重要であり、計測工房
に向いていると感じています。さらに言うと駅伝にも色々な種類が
ありますが、市町村が開催している地元限定駅伝は非常に相性
が良い。ローカルルール満載で非常にテクニカルであるから。

●トレイルランニングは創業2年目までゼロであったが、至近2年
で急伸。現在の勢いでは今後数年間でさらに比率を伸ばしそう。
私のブログでもトレランの隆盛については何度か言及しています。
2014年は年間でトレラン計測が20大会を超える見込み。トレラン
の伸びは完全に人と人とのご縁によって成り立っています。

●トライアスロンは常にジワジワと比率が伸びている。業界構造
的な参入障壁の高さがあるので、伸びの勢いはトレランに劣る
ものの、私個人的には重視しています。トライアスロンの伸びも
完全に人と人とのご縁に立脚していますね。

●自転車(ロード、MTB)は、他のカテゴリーの比率に押されて
その分比率が低下しています。ここも業界構造的な参入障壁の
高さがあります。


以上、7年間の推移から分析してみました。


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