本日は私の持論、私見としての「仕事体力」について述べてみます。
私は社会人になって以来、計測ディレクターという職業一筋16年目になりますが、
この職業には体力が必要であるということは自他ともに揺るぎない評価かと思います。
マラソン大会などのスポーツイベントの現場において、私たちの仕事ぶりをパッと
イメージすると、次の写真のようになります。
記録室と呼ばれる専用スペースでたくさんのPCや機材をオペレーションするという
イメージです。タイムの計測という、非常に繊細かつミスの許されない精神的プレッシャー
のかかる仕事です。このイメージだけを見ると非常に「IT系」な仕事に見えなくもないです。
それは間違ってはいませんが、計測ディレクターの仕事のほんの断面でしかありません。
しかし実際のところ、たとえばこの写真に見られるように大量の計測の機材を
2トントラックの荷台に積み込んだり、積み下ろしたりという業務は完全な「ガテン系」
業務ですし、さらにはそのトラックを自ら運転して片道500km、時には片道900kmという
遠方までロングドライブすることも完全な「ガテン系」です。これらもまぎれもなく計測
ディレクターの仕事の一部です。
そして現場に行くための準備は平日のデスクワークです。1つの大会の仕事を100と
すると平日のデスクワークが80、実際の現場ワークが20ぐらいの配分だと思います。
平日はただひたすらにデスクワークが求められます。
これらすべての要素をひっくるめて、計測ディレクターという職業なのですが、私のいう
仕事体力とは単に肉体労働をするとか、長時間労働をするという意味ではありません。
では仕事体力とは何か・・・、明日に続けます。