北京五輪の室伏選手の繰り上げ銅メダル消滅 | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

2008年の北京五輪の男子ハンマー投で、上位選手のドーピング失格により
繰り上げで銅メダルを獲得することになっていた室伏広治 選手(ミズノ)ですが、
その繰り上げが無くなったそうです。

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 スポーツ仲裁裁判所(CAS)が2008年北京五輪でドーピング(禁止薬物使用)
により失格となった男子ハンマー投げ2選手の訴えを認めた「逆転裁定」に
ついて、当初の5位が確定することになった室伏広治(35)=ミズノ=は11日、
「すっきりしない」と本音を漏らしながらも、12年ロンドン五輪に向けて前向きな
姿勢を示した。
 裁定の要旨は、当初それぞれ2位、3位のワジム・デビャトフスキー、イワン・
チホン(ともにベラルーシ)から筋肉増強剤が検出されたものの、検査手続きに
不備があり、違反と断定できないというもの。室伏は「陽性反応があるのに、
どういうことなのかなと思っている」と表情を曇らせた。国際オリンピック委員会
(IOC)が08年12月、2選手に下したメダル剥奪(はくだつ)は覆され、室伏の
「繰り上げ銅メダル」は消滅した。
 ただ、室伏は既に、競技人生の「集大成」と位置づけるロンドン五輪へと始動
している。今回の件も「ドーピングに注目が集まり、検査も皆さんの目も厳しく
なるので、わたしにとって有利になる」と前を向く。「生身の体で自分の技と力、
心を磨き、ロンドンで最高の成績を収めたい」
(6月11日19時5分配信 時事通信)
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そもそも、繰り上げの銅メダルということも後味の悪いものですが、さらにそれが
2年後になってから取り消されるというのも釈然としないですね。
2004年のアテネ五輪も繰り上げ金メダルだった室伏選手。2012年のロンドン五輪
こそ実力で勝って欲しいと願わずにいられません。