先日訪れた金沢にある「日本最古」を紹介していきます。
今回はこちら。
「日本武尊の像」
説明:日本最古の銅像
年月:1880年建設
所在地:石川県金沢市
撮影時期:2015年8月15日
兼六園内にある銅像です。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の銅像。
日本最古であり、日本最初の銅像でもあります。
身長5.5m、台座の高さは6.5mです。
西南戦争で戦死した金沢の将兵を祀るために建てられたそうです。
日本武尊にした理由としては、熊襲退治のために九州に出向いたことがその西南戦争と重なってると考えたためだそうです。
まあ、日本で最初の銅像ということですから、ヤマトタケルノミコトを選ぶというのが無難だったのかもしれませんね。
本銅像が今日まで現存し続けていることの意義を言いますと、
第二次世界大戦を乗り越えたことに意味を持ちます。
戦前までに940もの銅像が建てられたそうですが、資源の不足からほとんどの銅像が回収されました。
そんな銅像にとって苦しい中でも本銅像は頑なに守られ続け生き残ったわけです。
だから、この現在に残るというのは大変意義があるし、愛されている証拠ということですね。
この銅像にはハトが寄りつかず糞害から免れているそうです。
事実であることは知られていましたが、これが「なぜなのか」は最近まで分かっていなかったそうです。
この理由を発見した方が金沢の大学教授にいまして。
どうやら有毒であるヒ素の含有量が一般のものよりも多く、それが理由で寄りつかなかったということらしいです。
つまり、日本最初の銅像でありますから、当時の技術的な問題で銅が溶けやすいように現代とは異なるヒ素と鉛を混合し、それを解決したみたいです。
ちなみに、この発見によって、大学教授は2003年にイグノーベル化学賞を受賞しました。
タイトルは「ハトに嫌われた銅像の科学的考察」だそうですw 「嫌われた」というのがいいね。
このことを利用し、人体や自然に影響を与えない程度のヒ素を含んだ鳥害防止製品の制作が期待されてるそうです。
こちらは銅像の台座石。
平成3年に大修理がおこなわれたそうなのですが、台座はひび割れがひどかったため取り換えたそうです。
そして、割れた台座を兼六園内に記念として残しているらしい。
まあ、見た目はただの大きな石です←
「過去の日本最古の○○リスト
」
№1「日本最古のダム・狭山池」
№2「日本最古の鉄道可動橋・和田旋回橋」
№3「日本最古の石碑・宇治橋断碑」
№4「日本最古の神社建築・宇治上神社本殿覆屋」
№5「日本最古の陸軍墓地・旧真田山陸軍墓地」
№6「日本最古のモスク・神戸ムスリムモスク」
№7「日本最古のインド料理店・ナイルレストラン」
№8「日本最古のビザンティン建築・ニコライ堂」
№9「日本最古の駄菓子屋・上川口屋」
№10「日本最古の喫茶店・カフェーパウリスタ」
№11「日本最古のラーメン店・大貫本店」
№12「日本最古の隕石落下之地・竹ノ内隕石落下之地」
№13「日本最古の時計台・辰鼓楼」
№14「日本最古の本格的な野球場・阪神甲子園球場」
№15「日本最古の噴水・兼六園の噴水」
№16「日本最古の銅像・日本武尊の像」
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ブログネタ:アクセスがいいけど狭い家、アクセス悪いけど広い家どっちがいい? 参加中
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