『アパシー 鳴神学園都市伝説探偵局』について、クロスレビューがらみで色々あったそうで。http://plaza.rakuten.co.jp/iijimatakiya/

問題は、評価が妥当なのかどうかと、

ファミ通レビューに対して、

プレイ時間が明記されていない問題について、かな。


>特に、「エピローグがあっけない」と書かれていましたが、まあ実際に遊んでみれば、

>「エピローグ」が何を意味しているかわかると思います。

>一周しか遊ばない場合、ああいうレビュー内容になるのも理解できますけれど。


制作側のブログ(上記URL)に書かれた最大の不満点はここだろうか。

うっかりすると、「またファミ通か」と思ってしまわないでもないが、

これが妥当かどうかは、実際にみてみなければなんともいえないよなあ……。


要するに、「何周もすると違うんだよ」というメッセージがどれだけ感じられるか。


そういう手をとっていないんだとしたら、これはむしろ、ファミ通側が正しいことになる。

どんな深い内容が隠されていようが、

それが伝わるつくりになっていなければ、それは開発側の手落ちだ。

ファミ通側の評価が正当、ということになる。

製作者側は、異例のシナリオフロー公開という手に出て

「そんなわけがない」ことをアピールしているが、評価が正当かどうかは、

やはりそれでは判断できないなあ……。


まあ、それだとしても、ファミ通側もプロなんだからそれぐらい読み取れよ! 

という主張はできるが、それこそ、お互い様といわざるをえない。

なもんで、この時点でどっちが正しいかはなんともいえないなあ。



プレイ時間の表記については、

私も、どちらかと言えば書くべきじゃないかなあ、とは思っている。

とはいえ、レースゲームとRPGを並べたとき、

圧倒的な時間差がついてしまうのは明らかで、

そういうのは「ぱっと見」印象が悪いのも確か。


読者側に意味をしっかり読みとってくれる力を期待できるなら、

安心して載せられるんだろうけど……。


まあ、ファミ通側にとっても頭の痛い問題だろうね、ということで。



さて、このアパシー自体だが、どうしようかなあ。

買う予定はなかったんだが、こうやって取り上げられると、ちょっと気になるんだよなあ。

そういう意味では、評価以上のPRチャンスを得られた、ってことで、

結果的にはプラス、という感じなのかもしれない。


調べてみたら、制作の飯島さんて、「コンピュータRPGの作り方」の作者の方だったのか……。

ワタシが子供の頃、初めて読んだゲーム作りのHowTo本だ。

HowToよりも、一緒に載っていたコラムに爆笑した記憶がある(笑)。