FF12RWと、遅ればせながらブルードラゴンを購入してプレイ開始。

FF12RW(以下RW)は、言ってみれば、「ファイナルファンタジーRTS」といった感じ。

基本システムはリアルタイムストラテジー(RTS)。

その上に、RPG系の「レベル」やら「装備」の要素を組み合わせたもの。

「ファイナルファンタジータクティクス」のSRPGをRTSに変えたもの、という認識でいいだろう。


ただし、SPRGに比べて、RTSはキャラゲーとの相性がさしてよくない。

特に、キャラクターをまとめて動作させたり、

ステージ全体を巨視的に見たりしなければならなかったりで、

キャラ一人一人に対する感情移入はむしろしにくい部類に入る。

そういう悪条件の中でやったことを考えれば、RWはよくやっているとは思う。

とはいえ、これがFF正規ナンバーのスピンオフであることを考えると、

やはり、やすやすと合格点はあげられないような気はする。


要するに、従来のFFユーザーがあっさり入って楽しめるか、というと、

かなり疑問が残るデザインになっているのだ。

FF12自体が異色なつくりであり、それを乗り越えられた人、ということであれば、

システムの複雑さについては大丈夫なのかもしれないが、

やはり味わいが大きく違う点は気になる。

外伝的ストーリーというならまだしも、本編直後の継続した物語のようになっているし、

はたしてこのつくりが正しかったのかどうか?

まだプレイ序盤なので、これ以上の言及はできない。


プレイ開始当初は、「これは面白くないかもな……」と感じていたが、

しばらくやっていると、いろんなところが「割り切れる」ようになって、

そこそこ面白くはなってきた。

結論は、もうしばらく待ってから、といったところかな。