「スーパーペーパーマリオ」 プレイ中。


まだ序盤だが、「佳作どまりかな?」という印象。

ゲームの最大の目玉は、二次元横スクロールだったゲームを、

ワンボタンで奥行きスクロール型のゲームに変えてしまう、という「次元ワザ」


言葉では説明しづらいので、公式ページの紹介 を見てもらいたい。


この「次元ワザ」はかなりよく出来ていて、

使ってみると「お、こんな風になってるのか」という感じだったり、

結構ユーモラスな演出があったりと、かなり好印象。

使ってみると、かなり強力なワザで、

かなりの難所もこれひとつでらくらくぬけられてしまったりする。

アクションの要求はさほど高くなく、

むしろ、「どこで次元ワザを出すか」という点に勘が効くかどうかが

ゲームの難易度をわけることになっている感じだ。



……で、問題は、謎解きの大半が、この次元ワザに依存してしまっていること。

ゲームのメインなんだから当然といえば当然なのだが、

それでも、「解法がひとつしかない謎解き」なのはやはり問題。

はじめはいいのだが、「ああ、詰まった。また次元ワザだな。……やっぱり」

というパターンばかりなので、早々に飽きがくる。

製作者側も、それをわかっているようで、次元ワザを使わせるポイントを工夫したり、

キャラ別の特技やスキルタイプのアクションなども追加しているのだが、

これはこれで、無闇にポイントを探し回る展開になってしまったり、

切り替えの手間が面倒だったりと、使いこなせていない感じが強い。


「次元ワザ」は面白いのだが、それ単体でメインディッシュとするには、少々弱い。

それをフォローする他の要素も、ちょっと弱すぎる……総合的にみて、そういう印象だ。


アクションであり、成長要素があり、謎ときの「次元ワザ」あり……と盛りだくさんではあるのだが、

どれも中途半端で、「この一点!」という部分がかけているのが惜しまれる。

「悪くはない」というラインで止まってしまっているのだ。


アイデアを消化しきれなかったのか、

それとも、このアイデアではここが限界だったのか。

そこはわからないが、

トータルで見て「良作」というにはちょっと足りない。

そういうイメージだろうか。まあ、まだ途中なので、最終的な結論はわからないが……。



……ところで、ピーチ姫が普通に戦えて強い、という路線は、もう既定のものなんですかね。

スマブラDX、スーパープリンセスピーチ、この作品、と……。

使えるにしても、もうちっとヨワヨワしいピーチも見てみたいなあ、と思う今日このごろです。ハイ。