「メタルギアソリッド3 サブシスタンス」を購入。
目当ては、MSX版のメタルギア&メタルギア2。
ウワサに聞くだけで、やったことがなかったので、
ぜひ一度見てみたいと思っていたのだ。
実際にやってみて、
なるほど、メタルギアのエッセンスというか、
源流みたいなものは感じられる。
ああ、このシーンが3Dになるとああなるのか、とか、
このアイデアはこの頃からあったんだなあ、
みたいなものは大いに感じることができた。
だけど、ひとつのゲームとしてみると、
さすがに厳しい。
まあ、当たり前なんだけど、
いろいろな意味で、古すぎる。
過去にこれをやったことのあるユーザーであれば、
違和感なく溶け込める部分が多いのだろうけど、
そうでない場合、「楽しむための障壁」が
多すぎるんじゃあないだろうか?
インターフェイスしかり、メッセージのセンテンスしかり、
画面構成しかり。
まあ、メタルギアに限った話じゃあないけどね。
ここ数年は、いろいろ研究のために
古いゲームを持ち出すことも多かったけど、
どれもインターフェイス面などで
ひどいデザインになっているものが多く、
ユーザーにいらぬ苦労をさせているものが多かった。
昨今のゲームには批判や非難も多いけど、
この「楽しむための障壁を取り除く」という点については
格段に進歩しているのは間違いないと思う。
逆にいうと、古いゲームは、
ある程度の知識か忍耐力がないとつらいものが多い。
それを当然と思うか、
おかしいと思うかが、世代の差といってもいいかもしれない。
……レボリューションのDL機能も、
この点、同じ状況を抱えることになる。
オールドゲームをまともに同じ土俵で比較すると、
内容はともかく、デザインや操作系は厳しいものが多い。
いったい、実際のところ、
オールドゲームはどれほど脅威なのだろうか?
ファミコン時代のゲームは、そのシンプルさゆえ、
ユーザーを戸惑わせるほど複雑なインターフェイスは
少なかった。だが、その少しあとの世代になると、
なかなか厳しいインターフェイスのものが増えだす。
そういう意味で、FC後期~SFCの頃のゲームって、
むしろ今やるとなると、
FCのものよりつらいものが多いと思うんだけど……(*1)。
さて、この機能、どれだけ使われることになるだろう?
まあ、
「過去にやったことのあるソフト」
「過去に買えなかったソフト」
以外がDLされることはほとんどないだろうから、
たいした問題ではないとも思うんだけれども。
(*1)ちょうど、ファミコンミニの対象ソフトの後の世代か。
あのシリーズのラインナップがファミコン前期に絞られているのは、
その辺も考えられているのかもしれない。