(2015.3.5)おおきくなりすぎたくま 3年生 | 切り絵 な 日々

切り絵 な 日々

自分の事 何かしなくちゃ! という 焦り から、好きな 切り絵 を再開。
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2日前の記録です。


小学校で37回目のおはなし会でした。

今年度最後のおはなし会でした。
3年生 娘3号のクラスでした。



●「おおきくなりすぎたくま」リンド・ワード/文・画 渡辺茂男/訳

おおきくなりすぎたくま/リンド・ワード

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この絵本は、是非3・4年生で読んであげたいと、あたためていたものです。

ジョニー君が連れて来たクマは、どんどん大きくなって、村の厄介モノになります。
野生に返すために、ジョニー君はクマを連れて何キロも歩き 置いてきますが、
クマは翌日には帰って来てしまいます。
何度も森に返そうとしますが、その度にクマは戻って来てしまいます。
とうとう最後には、ジョニー君は自分でやると決めて、鉄砲を持ってクマと森に出かけます。

その過程が、とても丁寧に描かれています。

絵に対して文章が少ないので、10分程で読める内容なのに、80ページ以上もあるのです。
絵本にしては重いので、支えている右手が辛かったです。(:_;)
物語に対して絵がどんどん変わるので、見ている方はどんどん引き込まれます。
絵はセピア色。
懐かしい感じがします。
子ども達にとっては、カラーより想像力が働くのではないかなあと思うのですが、いかがでしょう?

物語は『小鹿物語』を思い起こします。
それよりも、少し救われる終わり方をしているので、おはなし会向きかな・・


教室に行くと、机が後ろに運ばれていて、皆んな集まって座ってくれて、おはなし会の準備が出来ていました。
しかし、聞く気がない子が4人も、後ろの運ばれた机の所で椅子に座ったままです。
先生が、椅子に座らないでこちらにいらっしゃいと声をかけていました。
1人は移動しましたが、3人はそのままです。
その他に、絵本が見えない前の方の教卓の中に潜って遊んでいる子が2人。
「そこじゃ見えないよ」と声をかけても、「ここでいい」と言いました。
この2人には、絵本が見えないようにお話しを始めたら、だんだん気になってきて、座る場所を移動して絵本を見るようになりました。
その他に(まだいるのですよ!)、床に置いた関係のない本をパラパラめくって眺めている子。
これらガサゴソしている子を見つめて、ゆっくりゆっくり読みました。
私の目線に気がつくと、ガサゴソを止めるので、悪い事をしているのはわかっているのかな~?

最終的にはよく聞いてくれていたのは、この絵本の力だと思います。
ガサゴソしていた子も、最後には絵本を見つめていましたから。


●「パンダ銭湯」tupera tupera/作

パンダ銭湯/tupera tupera

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2冊目は、私のおはなし会ではおなじみの「パンダ銭湯」でした。
先生が一番声を出して笑ってくれて、助かりました。

今までは、しんみりとしたお話しの後、朝から暗い気持ちでスタートさせないようにと思い、ゲラゲラ笑える「パンダ銭湯」を最後のプログラムに持ってきていたのです。
しかし、読む順番を逆にして、楽しい絵本で子ども達の心を掴み、メインのストーリのあるお話しを後にして、余韻を残した方がよかったのかな?
これは、前々回の小学校のおはなし会の時にも思ったことです。


今年度のおはなし会はこれで終わりです。
最後に娘3号のクラスを担当出来て、よかったなと思いました。
また、来年度も続けられますように。



しかし、この学年 これから先が心配です。(「教育支援ボランティア」
落ち着きのない子が多すぎます。
力のない先生だったら、絶対に学級崩壊だよー
先生大変だったろうなーー
ありがとうございました。