すっかりご無沙汰してしまいました。
あっという間に娘も8カ月になり、わたしは仕事と家事・育児に追われ、バタバタな毎日を送っております。
今時期の土日は、TACの講義が中心なので、毎週診断士受験生の皆さんにお会いするわけですが、皆さんホントに意識が高くて頭が下がります。
今のわたしはいっぱいいっぱい過ぎて、自分を高めるようなインプットがほとんどできていませんが、娘が母親としてのわたしを育ててくれていると信じ、頑張りすぎない程度に頑張っています。
さて本日は、企画・執筆・監修させていただいた一冊の書籍が、この度出版の運びとなりましたので、お知らせいたします。
タイトルは、中小企業診断士試験攻略ガイド 待ってろ、診断士! です。
きっかけは、「最新の試験傾向をとらえた、これまでにないコンセプトの診断士試験対策のノウハウ本を出したい」という思いです。
正直言って、診断士受験対策本は著者にとっての参入障壁がとても低く、コネクションがある合格者なら、誰でも書けてしまうのが実情です。
だからと言って、世の中に出回っている診断士試験対策の書籍の内容が悪いかと言えば、そんなことはありません。
執筆にかかわっている皆さん、ご自身の経験を活かし、受験生のためになる本を書きたいという強い思いをもっていらっしゃると思います。
講師の私が読んでも参考になるものは、もちろんあります。
一方で、俗人的になりすぎない程度に汎用性の高いノウハウ本という観点では、ほとんど存在しないように感じていました。
さらに最新の試験傾向をとらえているものとなると、ほんの一握りです。
また、わたし自身としても、5年間受験指導に携わる中で、講師としての限界を感じる部分もありました。
それは、テキストの知識や問題の解き方などは講義の中で伝えられるものの、勉強方法などのノウハウを伝える機会が限られているということです。
月刊企業診断で5年以上連載を続けていますし、教室においても講義外の時間での情報発信をできる限り行っていますが、それでも伝えたいことの1/100ぐらいしか伝えられていないというのが、これまので実感でした。
この悩みを解決するには、ある程度まとまった情報量をまとめることができる書籍を出すしかない、そう考えました。
ただ、合格のパターンはいくつもありますから、わたし一人のやり方を伝えるのではなく、違ったタイプの合格者にもかかわってもらいたいと考えました。
そこで、受験生に対する大きな影響力をもっているストレート合格者3人をお誘いしました。
私塾の開催など積極的に受験生受けの情報発信を続けているペパチェさんこと井上龍司さん。
中小企業診断士試験一発合格道場の立ち上げメンバーハカセさんこと長谷川敏さん。
診断士受験生支援を全国規模で行っている合格者のコミュニティ、タキプロにて精力的に活動しているげっちさんこと日景聡さん。
3人とも快諾していただき、かなり密度の濃いやりとりをしながら、1年半以上の長い期間試行錯誤して本書をつくりました。
私にとっては、妊娠・出産・初めての育児のまっただ中だったので、心が折れそうになることもありました。
ですが、こちらの3人がわたしの至らない部分を何度となくフォローしてくれて、とても救われました。
本当にこの方々にお願いしてよかったと、強く思っています。
内容面でも、もちろん。
わたしは講師なので受験指導のプロフェッショナルであると自負していますが、その弊害として視野がせまくなっている部分もあります。
今回、多様なメンバーと一緒にプロジェクトを進める中で、わたし自身としてもたくさんの気づきが得られました。
とにかく、「忙しい受験生の皆さんに手にとってもらい貴重な時間をつかって読んでいただくに値する価値の高い書籍をつくらねば」という思いが強かったので、いっさいの妥協なしです。
その分、ものすごーーーーく密度の濃い充実した内容になっています。
…と本書に対する熱い思いを伝えようと思っていたら、長文になってしまったので、内容については後日、別のエントリーにてお伝えしますね。
