一、亀岡紀子さんとの出会い


1、『二胡之友』との出会い


2011年の春、友人の安藤さん(元中国音楽学院留学生)からYMさんを紹介してもらいました。当時の私は東京のある日本語学校の留学生でした。YMさんと約束して、日本語学校の近くのカフェで会いました。お話ししたあと、YMさんに『二胡之友』をもらいました。私は『二胡之友』を見た瞬間、魅了されました。そしてこの雑誌は将来中国に輸入できると思いました。


2、劉長福先生とお弟子さんたちの来日公演


『二胡之友』のことを知ってすぐに生徒さんに勧めました。すでに定期読者になっていた方も結構いらっしゃいました。

201211月にネットで「劉長福老師&門下生 二胡演奏会」の情報を見つけ、早速チケットの予約を頼みました。

その後、劉長福先生に電話しました。劉先生はとても喜んで、「もうすぐ会えるね」、「具体的なスケジュールやホテルなどは亀岡紀子さんに聞いてください。」と言われました。そして、劉先生に教えていただいた亀岡紀子さんの番号に電話し、劉先生と再会する時間と場所を確認しました。


3、亀岡紀子さんとの出会い


約束通り、劉先生たちと亀岡さんと会いました。亀岡さんに名刺をいただき見ると、それには「二胡之友」発行人と書いてあり驚きました。やっと「二胡之友」のボスが見つかりました!!中国では「一日師として仰げば、一生父として慕う。」という話があり、先生を大変尊敬する文化があります。食事の後に、私は静かに全部会計を終えました。亀岡さんはそれを知って、「いい子ですね」と褒めてくださいました。笑


二、「茶館銀芽」での雑談


2013年の春、亀岡さんから電話が来て、「お茶のイベントを主催するので手伝ってもらいたい」と頼まれ、承諾しました。

茶館の準備をするには色々あって、時間も体力もかかって、疲れました。休憩の時間、亀岡さんと楽しく雑談中、何気なく二胡演奏の「科学」の話をしました。亀岡さんは何事にも敏感な方で、その「科学」に大変関心を持たれました。大体解釈したら、「一回記事にしてもらっていいですか。大変興味があります!」と言われ、「はい、ぜひ!」と承諾しました。亀岡さんに「記事の予告をしたいのですがどう書きましょう?」と聞かれ、「では、一番書きたいのは右手の手首のことなので、手首の動かし方にしましょう!」と返事しました。


三、『二胡之友』に連載開始


その日帰ってから、よく考え、2日ぐらいで原稿を書いて、亀岡さんに送りました。本来は201356月号に載せていただくつもりでしたが、ほかの連載記事がまだ一回残っていたので、次の78月号に載せていただきました。

ちなみに、報酬は3冊の『二胡之友』でした。1冊は自分の教室に置きました。1冊は帰国する時に実家に持って帰りました。最後の1冊は友人の原田学吏さんに贈りました。

その後、亀岡さんから連載希望のご連絡をいただき、それから2ヶ月に一回の記事を書いて、亀岡さんに送りました。


四、KBさんの良い提案


20142月、私のリサイタルのため、KBさんを誘いました。リサイタルの前々日にKBさんからのメールが来て、「前回の内・外弦それぞれに対する右手の話、また、腕の重力についての説明も、大変興味深く、面白く、実際習得を目指す者には、非常に役立つ記事でした。そのうち、先生の実演と講義によるセミナーが開催されることを、熱望しています。是非、ご検討下さいね。」という内容でした。「ありがとうございます。セミナーの件了解しました。コンサートが終わったら、考えます。」と返事しました。

記事の連載はもうすぐ1年になるというのに、読者の反応が全然分かりませんでした。セミナーを聴きに来る方がいるのか自信がありませんでした。

リサイタルが終わって、亀岡さんに連絡して、KBさんの提案を検討しました。亀岡さんは「一回、セミナーをやってみましょうか。」と言ってくださり、簡単なチラシを作って、生徒さんを募集していただきました。


(continue)