大阪市の将来を決める「大阪都構想」住民投票 -感情を排する- | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

大阪市の将来を決める「大阪都構想」住民投票 -感情を排する-


http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-12021673883.html

こちらからの続いております。


何やら

賛成票を投じる人は投票に行かなくてもよい

というような怪電話が多数確認されているようですね。
全くの出鱈目ですので、
大阪市民の有権者は投票に出かけて下さい。
投票の際には、好き嫌いのような低次元の感情ではなく、
どちらが大阪市、あるいは大阪府にとって良い選択なのか、
それを見極めておいてください。
平松前市長のような
「大阪をおもちゃにさせへん」というような
感情に訴える最低なアピールに影響されてはいけません。

感情論でいえば、収入を捨てて、
やらなくてもいい仕事をしている橋下市長と、
巨額で経済効果が皆無の出鱈目を繰り返してきた大阪自民とでは、
私の好き嫌いは決まり切っています。
まあ、何しろ橋下市長は嫌いな人からは徹底的に嫌われる人です。
中でも、精神科医の香山リカなんて酷いですよね。
診察もしていないのに、病名を宣告したり。
私も昔は彼女の著作を何冊か読んだこともありましたが、
もしも、本当に彼がその病気なら、
それこそ、それを公表するのは医師として大問題です。
彼について以外でも、いろいろと妄想するのは勝手ですが、
彼女自身それを声高に叫ぶという症状があるのであれば、
彼女自身がどなたか医師の診察を受けられたほうがいいと思います。
そもそも、本当に医師なのでしょうか? 芸名(?)ですし。

香山リカ批判はともかく、本来、政治家が好きかどうかなんて、
政治家に対する評価には関係がないはずで、
要は好かれていようが、嫌われていようが、
政策がよければ評価すべきですし、
そうでないものは評価すべきではありません。

私はここで大阪都構想には反対の意思表示をすることにしました。
その理由については、
それはこの藤井聡先生のこの著作がわかりやすいと思います。



ただ、残念なことに、藤井先生も橋下市長と感情的な対立があり、
メディアなどを通じて罵り合いになっていて、
合理的な議論が不可能なのが残念ですけれど、
藤井先生がこのような指摘をされていることを
維新側は認識しているはずではあるものの、
これについて反論らしい反論がないんですね。
この本での指摘は、全てが正しいかどうかまでは断定できませんが、
維新の主張と、藤井先生の主張、
どちらが合理的かといえば、明らかに後者なんですね。
反対の立場で書かれている本ですが、
ぜひ、お読み下さい。

私が大阪市民だった場合、反対票を投じるであろう理由は、
これが大阪市の問題になってしまったことがあります。
堺市市長に裏切られましたし、
この本にもありますが、そうなると、この投票で賛成多数だとしても、
大阪府は大阪府なんですよね。
これがスタートラインということではあるんですが、
現実、この住民投票では大阪市の区割りと、
担当する行政の領域についての変更が問われていることになります。

感情論でなくとも、大阪自民は評価していません。
ろくな対案が出ないと思っていたら、
いつの間にか、「二重行政はない」と言い出す始末。
二重行政がないのであれば、その解消策も、防止策も必要ありませんからね。
と思ったら、「大阪都にしなくても二重行政は解消できる」と
言っている自民市議も。理窟も何もあったものではありません。
しかし、仮に大阪維新の考えのとおりに、
住民投票で賛成多数、国会での各法律改正、
大阪府での住民投票でも賛成多数になったとしても、
その後の大阪都議会がこれまでの大阪市議会と
同じ過ちを繰り返さないとは限らないんです。
維新は府市の対抗意識から、
それぞれが巨大な箱物を作り続けたと主張しますが、
それが事実であったとしても、
対抗心がなくとも、



このような意味のわからないごみ処理施設が作られてしまうこともあるんです。
つまり、二重行政解消は、
放漫財政の決定的防止策にはなりません。

橋下市長と大阪維新の会がなければ、
大阪市の「大阪国際平和センター」で
嘘の歴史が展示され続けていたでしょうし、
ここへ遠足などで子供たちを連れていく学校もあったでしょう。
他に、それまでの大阪市議会には
出来ないことをしてきたのは事実だと思います。
中には賛成しかねる政策も多数ありましたけれど。
この住民投票で反対多数となれば、
大阪維新の会は大打撃、その存続すら危うくなるかもしれませんし、
橋下市長自身、政界から身を退くかもしれません。
それでも、私の結論は「反対」ですね。