NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」 | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」

NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」



DVDBOXを買ってはみても、
見ないままになっているものがいくつかあります。
複数回見ていたりするものもあるんですけれど。

こういうセットは、買った時に、
その満足感で一つのゴールを迎えているんでしょうねえ。


NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」、
2007年秋の朝ドラを見ております。



リアルタイムでは、途中から見ておりまして、
素晴らしく面白かったので、
ちゃんと見ようと思い、買っていたものです。


このドラマのいいところは、
何といっても、主人公が

ネガティブ

な点。
朝ドラといえば、どんな困難にも諦めずに努力し、
常に明るく前向きなのがお決まりですが、
この「和田喜代美」は、能天気ではあるものの、
大事なところではマイナス思考に陥り、
自分で決めて始めた事も、
途中で諦め投げ出してしまう始末。

そんな彼女が大阪で、
噺家を目指すというようなお話です。

現在見ている部分は、
徒然亭草若に入門を認められたところ。


この草若がなかなかの曲者で、
訳あって、落語家を廃業中の身。
弟子のほとんども彼の元を去っていますが、
彼らがまた師匠の元に集まり、
そして、草若がついに高座に戻る…

といったあたりは泣かせてくれます。

面白くて、感動して、
またまた面白いのがこの「ちりとてちん」です。



このドラマは、落語の演目を下敷きにしている部分があります。
また、落語に対する愛情が感じられるのも嬉しい点です。
朝ドラは15分のものですので、
劇中でかけられている演目をそのまま放送する時間はありません。
だからなのか、レギュラーキャストで、
その噺を再現ドラマ風の寸劇を楽しませてくれます。

NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」


もちろん、この「ちりとてちん」もその一つで、
私も米朝一門の「ちりとてちん」が好きで、
ちょうど桂南光さんこの噺の動画が見つかりましたので、
貼り付けておきます。





ドラマのほうに話を戻しますと、
コメディードラマの体で、
細かい遊びが見られるんですけれど、
実は、後々、それらが意味を持っていたり、
なかなかよく練られた脚本だと思います。

その脚本が藤本有紀さん。
それまであまり縁がなかった脚本家さんですけれど、
調べてみますと、「天才柳沢教授の生活」を見ていました。
それと、来年の大河ドラマ「平清盛」が彼女ですね。
私が見た2本はどちらもコメディーですので、
そうではないものがどういうものなのか、
気になります。

キャストでは、何といっても主演の貫地谷しほりさんと、
相手役の青木崇高さんに縁を感じます。
追いかけている訳ではないのに、
見るドラマ、見るドラマにキャスティングされていて、
最近では「龍馬伝」の千葉佐那と後藤象二郎。
「ちりとてちん」終了後に、
大好きな「H2 ~君といた日々~(2005年)」にご両名を見つけて驚いたことも。

驚いたといえば、今回、
この「ちりとてちん」を見始めて、
いきなり驚いたことがありました。

オープニングなんですけれど、
ちょうど、その音がありましたので、
貼り付けておきます。




画面がないのがアレですけれど、その画面には、

テーマ曲・ピアノ演奏

とあって、このピアノの音の主のお名前があるんですけれど、
本放送時は、このピアニストの「彼女」の事は全く知りませんでした。

「彼女」の事を最初に認識したのは「行列ができる法律相談所」。
調べてみますと、2008年ですからずいぶんと最近ですね。
今夜の「vs嵐」でも話に出ていました。
当時、島田紳助さんの憧れの女性として、
番組がデートをセッティング。
彼女をクルーザーに乗せて、
彼の操船で淡路島近海をクルージング。
緊張で話が出来ない紳助さん。
沈黙に対する焦りからか、
紳助さんは船上から島の洲本市の街並みを指さし、

あれがジャスコです。

とジャスコの建物をご案内。
その後、「彼女」は紳助さんの前でピアノを弾いておられました。

ジャスコを紹介した彼が面白すぎて、
今でもよく憶えているんですけれど、
この「彼女」が、昨年、朝ドラの主演で好評だと知るまで、
全く気づきませんでした。

この「ちりとてちん」のオープニングの曲、
あれ、松下奈緒さんのピアノだったんです。

驚きましたねえ。



ともあれ、今はまだ全体の1/3ぐらいですね。
本放送時以上に楽しませてくれそうです。

NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」



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