龍馬伝 第23回 「池田屋に走れ」 その背景 池田屋事件の謎 | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

龍馬伝 第23回 「池田屋に走れ」 その背景 池田屋事件の謎

そうなんですね…
知りませんでした。

あの時の池田屋に海軍操練所の者で、
土佐の脱藩者がいたんですね。

NHK大河ドラマ 龍馬伝

望月亀弥太は、
土佐に戻り捕えられた武市半平太のことを思い、
自分が為すべき事は、
この操練所での訓練などではなく、
今、すぐに政権を朝廷に、
そして、夷狄を追い払うべきなのではないかとの焦ります。

その武市半平太の前に
引き立てられる岡田以蔵。

NHK大河ドラマ 龍馬伝
NHK大河ドラマ 龍馬伝

ここで後藤象二郎らの目的が、
吉田東洋暗殺の真相だと聞かされる以蔵ではありますが…



NHK大河ドラマ 龍馬伝

武市が妻・富に手紙を送っています。
私の資料にも、彼は外の勤王党員に対して、
軽挙妄動を戒める手紙を送っているとありまして、
その手段は何かと思っていましたら、
牢廻りにこういう協力者がいたとかそういう話なんですかね。



京では、操練所から姿を消した望月亀弥太を
龍馬が捜しています。

NHK大河ドラマ 龍馬伝

状況が緊迫してきます。
もちろん、それは、この日の放送タイトルが「池田屋」であり、
お龍の口から出たのも「池田屋」で、
私たちはその「池田屋」で何が起こるのかを、
知っているからなのでした。

NHK大河ドラマ 龍馬伝

ここで語られている計画は、
計画と呼べるほどのものなのかはともかくとして、

・京都に大火を起こす
・松平容保の暗殺
・天皇の拉致


といったところなんですけれど、
どうも、ろくに証拠がないんですね。
彼らが、この時、何をしようとしていたかについては。
そもそもが証拠らしい証拠がなく、
上のあれは新撰組から出た話なので、
極めて客観性に乏しい情報しかないといえます。


今回の放送で、
熊本勤王党、肥後藩の宮部鼎蔵らが
池田屋で決起集会を開いていると、
外に物音がして、彼らは、

はっ!? 桂さんじゃ!

と勘違いしています。
この時、桂小五郎は池田屋にはいませんでした。
京にはいたんですが、
彼が後に記したところによりますと、

「早く着きすぎたので引き返した」

そして、時を過ごしているうちに
新撰組の突撃があったということになっています。

時系列で整理しますと、
この1864(元治元)年、前年八月十八日の政変で、
攘夷派が京から一掃され、
公武合体派が実権を握る訳なんですけれど、
年が明けたあたりから話がまた複雑化しております。

年明け15日に家茂が再び上洛。
ここで家茂は朝廷から攘夷中止を通達されていて、
それなのに、一橋慶喜は横浜港を閉じるなどと、
言い出す始末(慶喜対島津久光の構図か?)。
こうして、公武合体派の多くが京から去り、
その筋道はまた暗礁へ乗り上げる事に。
そうなると、また勢いづいてくる攘夷派。
長州藩内では、挙兵と上洛論が大勢となり、
これが決定されることになります。

が、この時、
高杉晋作と桂小五郎はこの挙兵上洛案に対し、
強く反対しているようなんです。

そして、桂小五郎は、
自身が「早く着きすぎたので引き返した」と言っているこの会合について、
新撰組に拘禁・拷問されている
古高俊太郎を救うための集まりだったとしています。

その古高の供述として、
「京の町に火を~」などが出てくる訳なんですが、
間もなく処刑されているんですよね。

これでは真実を量りようがありません。
さらには、実はあの時、桂も池田屋にいて、
ただし、難を逃れたのだという話もあって、
わからない点は多いです。


何にせよ、
御所を、京の町を大火から救った新撰組。
ここで全国にその名を轟かせる事になるのですが…

NHK大河ドラマ 龍馬伝


望月亀弥太は池田屋から逃れるも自刃。

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最後に、新撰組の屯所の壬生に走ったらしい龍馬の姿がありました。
屯所に行ってどうするつもりなのか気になる所ですが、
次回予告では、龍馬が月琴を弾いていましたよね。
お龍の月琴と、龍馬の扱いも気になります。

ねてしてタペ