8月下旬の伊豆旅行で登った大室山 からの眺め。


読書と英語とひとりごと

財布の紐がかたい我々4人組の合意を形成しえた、往復リフトの代金500円のリーズナブルな観光スポット( ´艸`)


一応仕事は英語がらみなんですが、ブログでは英語ネタに一番悩んでいます(;^ω^A
本日は、「英語がうまくなるには?」というテーマについて。ただの独り言みたい内容です。。。
--------------------------------
私は、TOEICのスコアとかはともかく、会話は全く不得手という、「発信ができない日本の英語教育の申し子」です。たまに、「英語できるの?」と人からきかれると、胸がキリキリ痛みます。でも、「しゃべれない」という致命的欠点に目をつぶっていただければ、英語は好きな人間です。

「どうすれば英語ってできるようになるの?」ときかれると、バツの悪さでまた胸がキリキリ痛むのですが、これって大切かなあと考えていることはあります。

小6の頃から、NHKラジオの「基礎英語」「英会話入門」を聴き始めました。高校のときは、「英会話」を聴いて、ニューヨークを舞台に繰り広げられる大人の会話を楽しんでいましたっけ。当時の自分は、英語を話すとハイになるところがあって、近所迷惑そっちのけで大声で音読しまくり、テキスト1冊丸覚えするくらいに使い込んでいました。

この経験でよかったと思うことが2点。


1つは、量を詰め込むことができたこと。
幸か不幸か、私は理論派ではなく感覚派だったので、「これはどうしてこうなるんだろう?」と立ち止まらず、
一定量の英語を頭の中にぶっこむことができたんですね。
フィーリングで覚えたため、時々文法がいいかげんになるんですが、英語の勘みたいなものは、養われたと思います。

2つ目は、英語の世界に入り込むことができたこと。
唐突かつ調子のいいことを言うようで恐縮ですが、自分が今高校生に戻れるのだったら、物理を勉強したいなあという気がします。きっかけは、この本を読んだことです。
「ワープする宇宙」


読書と英語とひとりごと

高校で物理を履修せず、縦・横・高さの三次元の世界の外に思考を飛ばしてみたことのなかった私にはすごい衝撃でした。

お、おもしろすぎるーヘ(゚∀゚*)ノ

物理って無味乾燥な数式の世界と思っていたけれど、こんな世界を探求できるものなのね!
そして残念ながら、気づくのが10年遅すぎました。。。(/ω\)

著者のランドールさんは、私みたいなド素人にも、「よくは理解できないけど、とにかく面白いー!」と感心させた点で、教育者の真髄をいっている人だと思います。


で、何をいいたかったかと言うと。

何かを上達しようと思ったら、一度はその世界に心酔するような体験が必要ということです。

私の場合、上記のようなワクワク感がなければ、誰でもわかる物理の基礎みたいな本を渡されても、挫折しそうな気がします。それと同様に、英語にワクワクしたことのない方に、TOEICスコアアップ虎の巻を勧めたりするのは、英語学習の本質をすっ飛ばしているような気がしそうなのです。


そうです、英語の勉強を始めるなら、英語の「洗礼(洗脳?)」を受けなければならないと思うのです。私が、「ワープする宇宙」を読んで、物理ってめっちゃ面白そー!と1人盛り上がったように。(「洗礼」を受けた後、すぐに足が遠のいてしまいましたが。。(*゚ー゚)ゞ)「面白い!」「きやー、楽しい!」とハイテンションになる瞬間があったかどうか、ということです。

世間には既にノウハウ本はあふれています。
なので、「どうしたら英語がうまくなるんですか?」とこれから聞かれたら。。。
その人の、英語についての原体験を聞いて、うまくなるヒントではなく、好きになるヒントをあげられたらいいのかも。どんなに高性能なF1の車(素晴らしき学習法)だって、ガス欠(情熱の不足)だったら、走れないわけで。

英語が好きになる方法は確立されてなく、結局それは各人が見つけていくしかないものなんだと思いますが、
私個人の体験から言えば、NHK英語のテキストを1年間、「大声で」音読しまくることを勧めるかなあ。自分がイケイケニューヨーカーで、ベーグル齧りながらマンハッタン歩いている気分になって。
10代の私の手法は、大人の方には適用できないかもしれません。でも、記憶のメカニズムと音読の関係云々言う前に、まず、英語を好きになる儀式として、検討してもらってもいいんじゃないかなと思ったり。


私自身は、「好き」という気持ちと「できない」というコンプレックスのアンバランスからそろそろ脱したい。。。

さて、どうしたものか。

みなさまも素敵な週末をお過ごしくださいo(^▽^)o