日本の行政で、いつも首を傾げるのは

「これはおかしい」

と誰もが口にしているのに、それを中止にできないこと。

TV局の独自の調査なので信ぴょう性は低いかもしれないが、

新国立競技場は、6割の人々が

「考えなおしたほうが良い」

と、答えているそうだ。



これだけ反対意見が出ているのに

強行していて、その理由がよくわからない。

「首相に恥をかかせないため」

「国際条約に違反しないため」

「デザイナーから賠償金を迫られるため」

「今から変えると間に合わないため」


嘘つけ!
こんなのどうにでもなる。なのに、変更しないのは、
利害関係があるから
としか思えない。
すでにどこかの工務店に発注してしまったから
材料を調達してしまったから
天下り先と契約してしまったから
そんなもんでしょ?実際。だから必死に金額を隠れ蓑にして、現行のまま着手しようとする。
おまけに、頑固に推進しようとしている旗手は、オリンピック組織委員長の森元総理(なんでこの人がこの職についているのかがわからない???)で、何がなんでも自身が会長を努めるラグビーのワールドカップに間に合わせるため、という噂も聞く。
今の段階で「間に合わない」と言ってしまえば、この先の議論の時間がもったいなくなる→議論するなら進めたほうが良い→じゃあ、着工しちゃえ→皆さん、間に合わないのが最悪なのですよ→だからこのまま行くのを承認しろ
ってことなんですよね。
いやあ、そんなことはない!やめるのもひとつの勇気だ。
しかも代案はいくつも出ている。お金がかからず短い期間で作ろうという設計図も出ているし、味の素スタジアムを使おう、という画期的な案も出ているのだ!
今、議論の中心となっている人たちは、はっきり言って未来への責任はないと思って強引に勧めている。この人達は新しい競技場ができる頃、下手すると死んでいるかもしれない。
しかし、維持費を含めた負の遺産は、我々、そして我々の子孫たちが永劫的に受け入れなければならない。
ここで、決断ができる、あるいは逆に強引に中止/見直しができる政治家がいれば逆に歴史に名を残すチャンスだと思うのだが・・