ハッピーエイジングワールド-g
昨日は前橋市の 荒井会計事務所  さん主催の「経営クリニックセミナー」にパネラーとして出席してきました。


場所は高崎のジョージアンハウス別館の ロイヤルクレストハウス  でした。


講演はおなじみの順天堂大学大学院加齢制御医学講座教授 白澤卓二先生  です。 私と一緒にパネルディスカションに参加して下さったのは、地元で有名なフィトネスインストラクターの原田あつ子先生  です。


白澤先生のお話しは「100歳まで元気に生きるための心がけ」というタイトルで、「元気で長生き」のために努力するべきこと、百寿者(100歳以上で元気な方)の日課や心がけの実例をご紹介いただきました。


最近の研究では「食べすぎないこと」が寿命を延ばすということが科学的に証明されています。もちろん必要な栄養素をきちんと摂って、多くの現代人に余っている、炭水化物と脂質を控えめにするということです。(何も食べないのはダメ!) 


アメリカのウェスコンシン大学で今でも実験が続けられている、アカゲザルの研究についてもご紹介がありました。 このお話しは私は何度も聞いていますが、聞くたびに追加報告が聞けるので楽しみです。


どういう実験かといいますと、一方のサルは栄養素はそのままに、カロリー(炭水化物、脂質)を6割にした餌を与え、もう一方は通常の餌を与えて育てるという実験です。もう何年も経っていて、サルたちは人間でいえば70歳くらいになています。


カロリー制限をしたサルは見た目も若々しく、顔にしわが少なく、毛並みもツヤツヤしています。また、動きが機敏で若々しさを感じます。 一方、普通のエサで育てているサルは毛のツヤが悪く、顔にしわやシミが多く、何よりほとんど動かずぼーっとしている感じでした。 こんなに差が出るとは驚きです。 最近の追加報告では脳のどの部分に血流が多いかを調べる検査をしていました。その結果、カロリー制限された方のサルに比べて通常のエサで育ったサルは脳の前頭葉といわれる前の方の部分の血流が悪くなっていました。


前頭葉は理性をつかさどるところです。認知症などでも血流が落ちます。つまり、食べすぎは認知症やアルツハイマー病を助長する可能性があることがわかったのです。 


人間はカロリーを6割に制限することは必要ないと思いますが、食べすぎは動脈硬化や肝臓の病気だけでなく、認知症やアルツハイマーの危険も高まると可能性があるといわれているなら、やはり毎日の食事を考えなくてはいけませんね。 私も最近いただきものなど多くてちょっと食べ過ぎていました。改めて反省しました。


さて、講演のあとは原田先生のエクササイズで少し体をほぐしました。年齢を聞いちゃったのですが、信じられない若さと美しさです!見習いたい・・・。



ハッピーエイジングワールド-h
「なんでも落ちると広がる」とやって見せてくれる原田先生。 確かにいろいろ落ちてきます。

この後みんなで立ちあがって原田先生考案の肩コリをほぐすエクササイズをやりました。 けっこう疲れちゃった私。ほんとに運動不足です。



ハッピーエイジングワールド-n
ちょっとピンぼけですが、私も登場してパネルディスカッションタイムです。 お客さんからの質問もなかなか活発でした。みなさんアンチエイジングの実践に目覚めたようです。


この後別会場に移ってアンチエイジングディナーでした。 長くなってきたので次回にします!