メンタルヘルスには創作活動を
こんにちは、心理カウンセラー☆黒田めぐみです。
メンタルヘルスを整えるために、
またコミュニケーション能力の幅を広げるために、
演劇的な手法を取り入れながらWS(ワークショップ)などを行うことが多いのです。
最初はみなさん、
「どうしてそんなことをするの?」
「どういう意味があるの?」
「ちょっと恥ずかしい」
・・・などと言いますが、そのうち子供のような笑顔で楽しみ始めます。
でも大人ですから、振り返りでは、
「普段では考えられないつながり方ができた」
「こんなアイデアは一人では出てこない」
「なんで、相手からの言葉を見逃しちゃったんだろう?」
「不安になると、否定したくなるクセがあるみたいだ」
・・・などとたくさん気づきもあります。
私がご紹介しているのは即興演劇なのですが、
それ以外でも創作活動をしている人は、
メンタルヘルスも安定しやすい。
身体の免疫力も高まり、病気になりにくい。
という、研究結果もあるようです。
しかし、
働く環境では、いたしかたないのですが、
与えられた「役割」に見合った言動や振る舞いが求められ、
守るべき「規則」が厳密で、
出来ることより「すべきこと」のほうが優先されています。
そうでないと、組織として成り立たないことが多々ありますものね。
職場では、
まずは役割に見合った知識を使い、ルールに乗っ取って行動し、感情は押し殺す。
意識(頭)→感覚(身体)→気持ち(感情)の順番です。
本来の人間の自然の姿は、
生きるために行動し、そこでの快・不快を感じて、それを意味づけ知恵にする。
感覚(身体)→気持ち(感情)→意識(頭)の順番です。
創作活動は、
心と身体で感じたものを、自己表現として意識化するプロセスなので、人間の自然な姿に近いんですね。
創作活動では、素の自分が自己表現し、それを互いに尊重し合い、語り合う。
仕事では、役割やルール内でどう立ち回るかです。
仕事では、取り入れにくいプロセスを
創作活動のようなもので、逆のプロセスを持つことで、
心と身体のバランスが取れるようになるのです。
そして、
創作活動のプロセスでは、出てきたアイデアや感覚を仕事に取り入れることもできるのです。
そう考えてみると、
よく世間一般で「趣味を持つのが大事」とか「共通の趣味をもつ仲間づくりが大切」とか言われるのは、もっともなお話なのですね。
メンタルヘルスを整えるために、
何か自分に合った「創作活動」を見つけてみるとよいですね。
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