成長痛 | 乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

 癌の治療,治癒として、私たち夫婦、家族が行っていること
 闘病生活の中で感じた医療や健康に関する疑問や不安
 癌の闘病生活とはどんなものなのか
 夫からの視点でお話していきます。
 何かお役になれば幸いです。

子供が、膝が痛くて我慢できないとのことで、先日、整形外科に行ってきました。


今、小学校では運動会の練習をしています。その練習から痛みが出ているかもしれないし、運動会の練習が悪化させていないか心配にもなったので、通院しました。


実は2年くらい前から『痛い』とは言ってたのですが、俗に言う『成長痛』だろうと思い、簡単なマッサージでごまかしていました。


病院に行って、問診、触診し、『おそらく成長痛だと思いますね。』と先生に言われて、ホッとしました。


そして、『この時期のお子さんで怖いのは膝に腫瘍ができていることなので、念のためレントゲンを撮りましょう。』と。


『そうなんだ〜。』と最初は思っていましたが、レントゲン室の前で子供とベンチで待ち、子供が呼ばれてレントゲン室に向かう後ろ姿を見ていたら、急に怖くなってきました。


『腫瘍って、もしかしたら癌?骨肉腫?やばいのでは。』と悪い方向に妄想だけが広がりました。


レントゲン室に向かう後ろ姿が、妻とダブり、昔を思い出させたみたいです。


妻は最後のほうは、検査を受ければ悪い結果しか出せんでした。そのためか、悪い方向にばかり考えが・・・


レントゲンが終わり、結果を聞くときは、悪い感じのドキドキ状態でした。正直、『今度は娘を失い、一人ぼっちになるのかなぁ。』とまで悪い妄想が完全に暴走してました。


そのような中で、『絶対に大丈夫!何ともない。何ともない!』と自分に言い聞かせてました。


レントゲンの結果は、『問題ないですね。膝は綺麗な状態です。』これを聞いた瞬間、全身から力が抜けました。


先生からは、『小学5年生くらいになれば痛みはなくなるから、それまでは我慢ですね。』と。


それから、『今回みたいに、両膝が痛いと言うときは、まず問題ないです。もし、片方だけ痛いと言うことがあれば、注意して下さい。』と。


ちなみに、子供には酷ですが、成長痛の痛みを抑える方法はないとのことでした。シップを貼ったり、マッサージしても効果はないとのこと。(悪いとは言ってませんでしたが)時が経つのを待つしかないそうです。


久々にハラハラドキドキでした。トラウマというか、人が経験した記憶と感情って怖いなぁと思いました。


先生は、腫瘍と言っただけで、死につながるなんて一言も言っていないのに、勝手にそこまで妄想してしまうのですから。


何はともあれ、何ともなくて、本当に良かったです。


眼科に歯医者、そして整形外科。病院通いが続く今日この頃です。