で、よくよく思い出したら、次の CM の影響もあったからでは……と個人的に感じています。
「論より証拠」。まずは見て下さい。
全日空沖縄キャンペーンCM ８０年代：山下達郎「高気圧ガール」
この他に、達郎さんは別の年の夏のキャンペーンの CM 曲も書いています(^^ゞ。
全日空 スポーツリゾート沖縄「踊ろうよ、フィッシュ」石田ゆり子
（10代の）石田ゆり子さんが可憐で可愛い……。
ってことじゃなく(^^;、この頃の「夏（と水着の女性）」は、明るく、健康的で、爽やかなイメージがありましたね(^^ゞ。
「地球温暖化」により「日本は亜熱帯化」すると言われていますが、現在の夏はギラギラし過ぎて暑苦しいと感じてしまうのは、歳をとったからだけでしょうか？（笑）
80年代前半、山下達郎さんが作った音楽で広く皆さんの印象に残っている曲は、次のものではないでしょうか？
EPO ■ Down Town
80年代一世を風靡した TV のお笑い番組『オレたちひょうきん族』のエンディング・テーマ曲に使われました。
この曲はカヴァーだというのも有名で、オリジナルは山下達郎さんが所属していた「シュガー・ベイブ（Sugar Babe）」の曲でした。
作詞：伊藤銀次、作曲：山下達郎——の原曲が次です。
Sugar Babe - Down Town (1975 / japan)
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この曲「DOWN TOWN（ダウンタウン）」は「ネタ元（パクリ元 w）」の曲が存在することも有名みたいです(^▽^;)。
その曲が、最近ご紹介した「The Isley Brothers」の「If You Were There」です。
「If You Were There」は、1973年発表のアルバム『3＋3』に収録されています。この『3＋3』は彼らの最高傑作の１つと言われ、事実本国アメリカでも大ヒットしました。
アイズレーの「入門編」としても最適ですが、何しろ 50年代から活動して来たため、アルバム枚数が膨大なので最初は「ベスト盤」や「コンピレーションもの」を購入することをお勧めします。
驚いたことに、この曲は今でこそ有名なのに当時はシングル・カットされてないようですね(＠Д＠；。
個人的にはパクリかどうかあまり関心がないのですが(^^;、話のネタとして書いています<(_ _)>。
ただ今回少し検索してみると、「ネタ元」とはっきり表記しているページが多く、またプロのミュージシャンがイベントで２つの曲を繋げて（混ぜて）歌っている事実が判りましたσ(^_^;)。
似ているのは、ギターやドラム等のリズム・パターンの部分です。
山下達郎さんがこの曲についてどう言及しているのか全く知らないのですが(^^;、僕は意識して似せていると思っています（笑）。
山下さんは「ビーチ・ボーイズ」のマニアで有名ですが、一方で相当な「ソウル・マニア（オタク w）」でもあるのです。
当時（70年代）日本では殆ど知名度がなかったアイズレー・ブラザーズの音楽も、（本国では大ヒットしているので）絶対にリアル・タイムで聴いているはずです。
「DOWN TOWN（ダウンタウン）」のアレンジをしている時、「If You Were There」のノリの感じが合っていると思って作った——というのが僕の憶測です。
70年代の日本でこのような曲を既に作っていた、こと自体が驚きに値します(^_^)v。
「If You Were There」は 80年代初め「Wham!」がカヴァーするまで、世界的にもあまり知られていなかった曲です。
そしてアイズレー・ブラザーズの音楽の過去最大の再評価の波が押し寄せたのが、90年代なのです。
本国でもリアル・タイムでは、黒人以外の間では、それ程評価されてこなかったのです。
それを、曲の発表当時にいち早く目を付け、自作曲に応用した山下達郎さんは素直に「スゴい」と思います（笑）。
「If You Were There」のリズム・パターンはクラヴィネット——スティーヴィー・ワンダーの「迷信」の音が有名——の響きが強調されていて印象的です。
ファンクな「ノリ」は「If You Were There」に軍配が上がると思います(^^ゞ。
聴き比べてみて下さい<(_ _)>。
If You Were There - The Isley Brothers