新参者 | とどのつまりは桶屋がもうかる。

とどのつまりは桶屋がもうかる。

徒然なるその日暮らしの記録。

東野圭吾「新参者」を読んだ。


加賀恭一郎シリーズである。人情味溢れる下町を舞台としているだけあってか、半ば家族ドラマの一面もあった。幾人かの視点と小さな謎が積み重なってラストへつながっていくのであるが、東野圭吾らしく安定して面白い。

シリーズ初期のような本格ミステリ度は薄めになりつつも、誰もが楽しめるエンタメ小説へと変貌しようとしていると感じるのであった。ドラマも見てみようかな。



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