トランスパーソナル心理学ってご存知ですか。


1960年代後半にアメリカで成立し、「心理学第4の潮流」とも呼ばれ、心理学という学問の中では最も新しいものです。これまでの西洋的な科学心理と禅を中心とした東洋思想をベースに、自己超越の概念を発展させて、心と体のみならず、魂やスピリット(精神)の次元まで含んだ真の意味での全人間存在を扱うはじめての心理学とされています。



日本でトランスパーソナル心理学の第一人者といえば、日本トランスパーソナル学会 会長の諸富祥彦 氏(明治大学教授、カウンセラー)。著書も数多くあり、数年前から興味があって読ませていただいております。


臨床的にも一定の効果が確認されているのですが、まぁ魂やスピリットと言われてすんなり受け入れられない人達からは神秘主義のように恐れられ、批判している人がいるのも現実のようです。



30代半ば過ぎて、昨年から学校心理学や仏教を学び始めているのですが、それぞれの歴史を勉強していると、改めて時代はどんどん変化してゆくもんなんだなぁと感じています。だって個を超越した魂や宇宙の領域が心理学という学問の中に取り入れられ研究されているんですよ。


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