人間学を追求する月刊誌の『致知 』という雑誌の導入部分に書かれた社長のコラムが「小さな人生論」として出版されているのですが、本当にすばらしいんです。


小さな人生論 3―「致知」の言葉 (3)/藤尾 秀昭
¥1,050
Amazon.co.jp

そして、月刊「到知」4月号の特集は「人生の四季を生きる」で、巻頭に禅の高僧・松原泰道師と作家の五木寛之さんが対談されておられるのですが、以前社長さんが松原泰道師から、仏教の教えは3つに集約されると教わったそうです。

  1.厳粛――万物は流転する。いまという時は2度と再び戻ってこない。
  2.敬虔――人はあらゆる「おかげ」の中で生かされている。
           敬虔に成らざるを得ない。
  3.邂逅――めぐり合いの連続によって人生はある。


そして、この3つはそれぞれ、
  「ありがとう」
  「すみません」
  「はい」

というシンプルな言葉に還元されるといいます。

  宝石ブルー万物は流転する中でこの命を生きているから
       「ありがとう」。


  宝石白おかげを返しきれないから
       「すみません」。


  宝石赤そして天地が与えてくれためぐり合いは拝むしかないから
       「はい」。

ちなみに、2.敬虔に出てくる「おかげ」ですが、私たち日本人がよく使う「お陰様で・・・」というのはもともと仏教用語なんです。


  「陰の力」をあらわす「陰」の前後に、

  「お」と「様」を付けて丁寧に表現したもので、

  陰の力とは神仏のことで、わたしたちは神仏によって

  この世に生かされていると考え、

  その加護に対する感謝の言葉


これまでに数え切れないほど言ってきた「ありがとう」「すみません」「はい」。今日からはまた新たな意味を含んだ「ありがとう」「すみません」「はい」で、一瞬一瞬に感謝しながら「今」を一生懸命生きます。


ありがとうございます笑顔