おはようございます。



今日も、被災していない地域の方 向けに、日常の業務でこちらで出来る事について書いていきたいと思います。



街を歩いていると、いろんなお店のレジ横などで被災者支援の募金箱が置かれています。



お店としてできる事をされているんだなぁと感じます。



一般の個人の方もさる事ながら、このようにお店や企業単位でも 「何かをしたい」 という動きが出ています。



そんな業者さん向けにマーケティング的側面からのお話ですが、昨日の記事 でも、店内での 「被災者支援チャリティーコーナー」 設置という提案を書きました。



そして、今日も同じ流れでのご提案です。



先般のバレンタインの企画で、とある女子高生が考えた 「寄付チョコ」 企画が全国的に大きな話題になった話がありました。(関連記事リンク→ こちら



これは、チョコレートが8個入るコマのあるパッケージの1コマを空け、その1個分のチョコレートの代金(商品価格¥2,625のうち¥400分)が寄付に回される、というものでした。


この商品のキャッチに使われたコピーが 


「-1=LOVE」


という、とてもイキなものでした。




「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」

  これが“一つコマの欠けた”チョコレートセット



「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」
(このサイトにリンクしていますので、

 よかったら覗いてみてください。 → 画像をクリック)



今、企業として被災者への寄付を考えている業者さんは、この 「-1=LOVE」 の企画をパクるのもアリではないでしょうか。

(すいません、本当にパクッちゃいけませんよ。あくまで 「要素を」 ですよ!)



チャリティー企画商品を開発し、ここにその 『「-1」 を寄付に充てる』 という要素を入れるのです。



先ほども書いたように、今 この素晴らしき日本人はできる範囲ででも募金をしたがっています。



他方、被災していない地域の企業はこれからの経済が落ち込まないように、また被災した東日本の落ち込み分を支えられるように、より一層の経済活動を進めようと考えているところが多くある状態です。



この二つの動きを満たす一つの方策として、企業がチャリティー商品を開発・販売し、「被災者のために何かをしたい」 と思っている消費者が


「あっ、これいいじゃない!!」


と、その商品を買う流れを作る、というのはアリじゃないでしょうか。


結果、企業には寄付に充てるお金が入り、それが被災者支援に使われる。

商品を購入した消費者も、「何かをしたい」という心が満たされるし、自身 ただお金を出しただけでなく代価を払った商品が手元に入る。


企業の先にある、この商品に使われるパッケージを作る印刷会社やデザインを手がけるデザイナー、商品製造の原料を卸すメーカーが得る利益までを考えると、


「三方よし(※下記参照)」どころか、

被災者を混ぜて 「四方よし」 になります。



更に、こういう動きを起こす業者は消費者の精神的支持も得られます。



「ああいう店っていいよね!」

「次 あれを買うときはあの店から買おう。」


という支持。



そうすると “次” の買い物が発生し、より一層の経済効果が出てくると考えられます。



寄付金が多く集まり、あなたのお店・会社も儲かる。

まさに “一石二鳥”!!



いかがでしょうか、今こそこの 「-1=寄付」企画、お考えになってみませんか。





【※・・・参考】

「三方よし」とは、昔から近江商人に伝わる経済訓で、「店が良いものを売ればお客が喜ぶ。店はものが売れて利益が出て喜ぶ。その商品を店に卸す業者も儲かって喜ぶ。」 という、三者が“喜び”を得られるような商売をしなくてはいけないという訓示。