市場でも大いに話題になったマクドナルドの0円コーヒーが本日で終了しました。 (関西地区のみかもしれませんが・・・)
マクドナルドでコーヒーを飲むこと自体はどうって事の無い日常の事ではあるんですが、マーケティングを標榜する者、やはりその”わざわざの”臨場感だけでも感じておこうと、今日、最終で 「0円コーヒー」 を味わってきました。
一つ気がついたのは、このコーヒーのせいなのか、いつもの同時間より明らかに来店客が多いという事です。
まあ、夏休みでもあるので一概には言えませんが。
しっかし、やはり恐るべきはマクドナルドですね。
この「0円コーヒー」、じつに大きな効果を発揮しているようですね。
まず第一に、このコーヒーによってとにかく来店者を増やす。そこでコーヒー以外の商品が売れれば、トータルで利益が確保できる、という仕組み。そして、こういうキャンペーンをマスコミが大きく話題にしてくれる事によって、コーヒー1杯の赤字を大いに挽回して余りある宣伝効果が出るという事ですね。
そして第二に、よく「返報性の原理」といわれるものですが、何かタダでもらうと別の何かをちゃんと買ってあげないといけないと思わせるという作戦ですね。
1番目と同じ結果を生むのですが、コーヒー1杯をタダにして利益の大きなハンバーガーを買わせる、というものです。
こういうマーケティングをさらりとやってのけるマクドナルド。
ロッテリアがほぼ同時期に 「美味しくなければタダ」というハンバーガーを出して対抗しようとしていますが、多分同じ1つのキャンペーンでも、その売上げ効率は大差がついているものと思われます。