夏に欠かせないレギュラーイベント・全国高校野球選手権大会が開幕しました。
春の大会の時にも書きましたが、春・夏それぞれの大会期間中に必ず1回以上は行くようにしています。
で、昨日行ってきました。
2試合目で地元の龍谷大平安が出ましたが、昨日の目的は何といっても4試合目に登場する花巻東・菊池投手のピッチングを見ることでした。
ということで、3試合目の伊万里農林vs横浜隼人の試合から入場しました。
毎回行っていますが、昨日はもうシャレにならんぐらいの人でごった返してました。
切符売り場の行列は阪神高速下を越え、駅との間にあるタイガースショップの辺りまで来ていました。
たしかに阪神梅田駅では、
「本日、甲子園球場は内外野ともに満席の状態で、現在入場できません」
というアナウンスは流れてました。
しかし、 「地元・平安の試合が終わったら少しは引けるやろ」 ともくろみ行ったのですが、どうやら状況は変わってなかったようです。
そこで、いつも陣取るアルプス席をあきらめ、外野に行くことにしました。
幸い、通路に出やすい席が見つかりそこに落ち着いて、観戦となりました。
いつも変わらぬ感想ですが、入場門から通路を通って、そこからパァ~っとグラウンドが見えた時のゾゾッっと来る感触。
今回も変わらず感じる事ができました。
さっそく観戦した第3試合は、横浜隼人高校が順当に得点を重ね6-2で勝利しました。
あれよあれよという感じでの得点で、実感としては2-1っぽい僅差の試合の雰囲気がありましたが、結果として意外に点差が離れたということを考えれば、やはり横浜を下し激戦区の神奈川を勝ち抜いてきた試合巧者の片鱗が見られたものと思います。
で、いよいよ注目の花巻東と長崎日大の試合です。
注目は何といっても怪物・菊池投手ですが、相手の長崎日大も、春のセンバツ決勝で菊池に投げ勝った今村を打ち崩しその清峰高校を破ってきたチームです。
何かすごいものを持っているんでしょうね。
試合は、さっそく菊池投手が151kmの球速を出すなど その実力を発揮しましたが、相手の長崎日大・大瀬良投手も140km台の速球をバンバン投げてきているのが目を引きました。
花巻東の打者が鋭い振りをして芯に当てても意外に飛ばないというシーンがいくつもありました。
かなり球が重いんだろうということが推測されました。
結局後半でスタミナが維持できず球の押さえが効かなくなり、回を追うごとに打球が飛ぶようになり打ち込まれましたが、スタミナの問題さえクリアすれば、このピッチャー、大学なりノンプロなりを経て数年後にプロで活躍できる選手になると見ました。
この試合、怪物といわれた菊池投手が3本のホームランを浴びるなど、意外にも打ち込まれる試合となり、終始長崎日大が優位に試合を進める展開となりました。
最終的には、後半に先ほど挙げた大瀬良投手がつかまり、8-5で花巻東が勝利したのですが、前半5回表裏終了時点まで1-0というのが不思議なぐらい、後半の動きが激しい試合となりました。
6回から9回までの4イニングで両チームで12点も取ってる訳ですからねー。
いやー、しかし実に見応えのある試合を見せてもらいました。
途中から点灯試合にもなりましたしね。
甲子園球場というのは、昼間は鬼のような陽射しを浴びますが、このように照明灯に灯が入る頃になると涼しい風がかすかにスタンドに流れてきて、”夕涼み”的な空気感が出てくるので好きです。
今大会、もう一日ぐらいは行きたいなーと思ってます。
球児の皆さん、またいい試合を見せて下さい。