ビハーラ21事務局日誌 -4ページ目

「魂に届く音楽療法を学ぶ」

本日は、ビハーラ21会員講座2016がありました。

今月は、「おとだまのつかい」主宰の気の音楽療法実践家・池田有加先生に来ていただきました。



医療・介護の現場において、患者さんあるいは利用者さんの中には、「言葉」によるコミュニケーションが難しい方々もたくさんいらっしゃいます。

「私(僕)の気持ちが伝わらない」

イライラし、悲しくなり、でも、それを表現すればするほど、周りはオロオロしていく。

「わかってもらえていない」

この痛みを「スピリチュアルペイン」と呼ぶのではないでしょうか。

我々は「相手と向き合う」と言いながら、実は「支配しよう」としてはいないでしょうか?

そんな事を感じた講座でした。





   


次回講座は

6月8日(水)15時~17時
「高次脳機能障がいを学ぶ」


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佛前結婚式

本日は、瑞興寺本堂にて佛前結婚式が開かれました。


新郎はビハーラ21の幹部職員です。

結婚式はチャペルで。というのが主流の昨今において、お寺で式を挙げてくださった事に感謝感激でありました。

披露宴は場所が変わって、心斎橋のイタリアンレストランで行われました。

このレストランオーナーさんは、ビハーラ21にてしばらくの間「修行」を積まれた若手実業家であり、たぶんそのご縁で会場になったのだと思います。

新郎のお父さまのスピーチがスゴかったのです。

全く形式にとらわれず、ご自身の言葉でシッカリとお気持ちを伝えてくださいました。僕は涙がとまりませんでした。これほどの感動は今までないスゴいものでした。

こんな素晴らしいお父さまに育てられた新郎だからこそ、ビハーラ21でその力を発揮してくれているのだと思いました。

フィナーレでは「ブーケトス」がありました。


昨今は、ブーケを奪い合う姿が敬遠される傾向にあるそうですが、なんのなんの。ドレス姿の乙女たちの「迫力ある」ワンシーンを見せていただきました。

(差し支えがあるといけませんので、アップした写真はボカシをいれました)

儀式の厳粛さと祝福の気持ちを伝える柔軟さを味わった1日でした。

病院嫌い

実は、僕は「病院嫌い」であります。

物心ついた時には、父親が入退院を繰り返しており、病室へ見舞いに行く事は慣れっこで、それは現在も変わっていません。

とてもありがたい事に僕自身は、大きな病気やケガをしたことがありませんので、病院で診察をうけたり薬を服用したりする事もほとんどなく暮らしてきました。

でも、

痛風、糖尿病、そして血管が詰まる事を極度に恐れる年齢になってきました。

やっぱり、できれば病気にはなりたくない。

今日、ふとある事に気付きました。

僕の日常には、医師、看護師、薬剤師だけでなく、PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)なども含め、気軽るに話せる医療者がたくさんいてくれるのです。

そんな事で、あまりにも気安す過ぎかもしれませんが、デイの送迎の帰りにちょっとクリニックに寄って「先生~、血抜いて~(血液検査)」。

先生は、「アンタが病気になったら困る人多いもんなあ」なんていいながら、紹介状書いてくれたりします。

医療×介護×仏教のコラボの日常はこんな感じです。

「病院嫌い」などと言ってる場合ではありませんねェ

日本人は苦手!?「英会話とスピリチュアルケア」

英会話が苦手な日本人は多いと思います。
「勉強熱心なのになぜ?」ですよね。

もちろん、僕も英語で会話なんてとてもできません。

ロンドンに行った事がありますが、一言も通じませんでした。

ロサンゼルスでは、何とか意思疎通だけはできた経験があります。

ソウルで韓国人とコミュニケーションする場面がありました。
不思議とその時だけは、何とか会話らしいものが成立した事がありました。

そして、それ以上に全くダメなのが、日本国内でも、外国人、特に白人とは目があっただけで緊張してしまいます。でも、なぜか、韓国の人になら英語で道案内もできてしまったりします。

不思議ですよね。

やはり、僕の心の中に「白人=英語」という先入観があって、「会話ができない」と心が閉じてしまうのでしょう。

一方、相手が韓国の人なら『どうせ相手も片言。英語でも何とかなる』と腹が据わるのではと分析しています。

でも、よく考えるとおかしいですよね。

英語をネイティブに話せる人なら、僕がメチャクチャな発音、文法で英語を話したところで、何とか聞き分けてくれそうなもの。

台湾なんかに行くと、自分の日本語がどれだけ通じるかチャレンジしてくる若者に出会いますね。そんな時、何とか「聞き取ろう」とこちらも頑張ったりしますもんね。


<海外から視察に来られた福祉系研究者をご案内するビハーラ21職員>


◇ ◆ ◇ ◆

実は、この「聞き取ろう」と「相手と向き合おう」が、スピリチュアルケア実践のうえでも大変重要となってきます。

僕が白人と接すると日本国内であっても緊張してしまうのと同じように、患者(利用者)さんと向き合う時、ケア提供者が緊張している状態ではうまく向き合うことはできませんね。

また、高齢者や障がいを抱える人の中には、言葉で意思がうまく伝えられない人もいます。

「聞き取ろう」という姿勢でおれば、何とか気持ちを汲み取ることができるかもしれません。

全く言葉の通じない外国で、外国人から「大きな声」を浴びせられると、萎縮してしまいませんか?

医療・福祉の現場でも、大きな声を出せばよいってもんでもないでしょうね。

  




将来の女医さん!?

「グリーフケアに興味があって勉強したいけど、なかなか講座に行けない」

昨日お会いした看護師さんの嘆きでした。その看護師さんがお勤めの医療法人は、介護施設も併設で多角運営されているようです。

「数人でも集まる事が可能であれば、僕が『出張講義』しますよ」
と「売り込み(?)」しておきました

◇ ◆ ◇ ◆

それよりも嬉しい事を聞きました。

僕もよく知るこの看護師さんの娘さん。まだ、中学生ですが、将来は「心療内科医になりたい」と夢を語っているそうです。そして、まずは第一ステップとして某進学校を目指して猛勉強中とか。

でも、「なんで、心療内科なの???」

医学部に入って将来は医師になりたいならわかります。また、ママのような看護師さんになりたいが一番納得なんですが・・・。

ママの看護師さんにも全く心当たりがないらしいのです。

「ヨッシャ! 7月か8月に講座をセットするので、娘さんも連れておいで」

看護師さんは、「楽しみにしています」と帰っていきました。

◇ ◆ ◇ ◆

昨夏、ビハーラ21では「子供ボランティア」として、職員のお子さんの職場体験企画を実施しました。思ったより評判は良かったと思っています。

「医療×介護×仏教がコラボ(協働)する福祉事業の促進」

将来を担う少年少女への教育も視野に入れています