「え」や「よ」で終わる名前 | テムズ河の潮汐を眺めつつ

「え」や「よ」で終わる名前

大分県警が高齢者を狙った特殊詐欺を阻止しようと
ハローページに電話番号を載せている高齢者に多い名前の持主に
掲載を止める様に促すハガキを送っているとのニュースがあった。

高齢者に多い名前の例としてカタカナの名前や
「枝」、「江」、「代」、「子」で終わる名前が挙げられていた。
確かに私の明治生まれの亡き祖母達の名前もカタカナ表記だった。
70年生まれの私の同級生の名前では「子」で終わる場合が多く、
「枝」、「江」、「代」も一般的だった。

それが80年代半ば以降位から「な」、「か」、「み」、「の」
で終わる名前は引き続き人気だけども
「こ」や「よ」特に「え」で終わる名付けは殆ど聞かないなと思っていた。
それにしても自分の世代では一般的な名前が
高齢者に多いと言われるのもなかなか。年を取ったんだな~。

どうしておばあちゃんの名前ってカタカナが多いの?

という疑問に答えるまとめサイトを見つけた。

戦前まではひらがなは文芸に使われ公式の文書には
漢字混じりのカタカナが使われていたそう。
尋常小学校でもカタカナが優先して教えられていた為に
庶民が最も楽に読めるのはひらがなよりもカタカナだったそう。
漢字の名前は庶民の女性には立派過ぎるという身分意識の問題や
男尊女卑の思想から漢字は女性の名付けには広く使わなかったそう。
短い名前が多いのは最初に「お」を付けて呼ぶ事が多かかったからだそう。


戦前の教科書でグーグル検索した結果。



ウィキペディアの大日本帝国憲法の「上諭」2ページ目の画像。