討論会「ネット右翼 VS 安田浩一」無事終了 | 断片的な日々 

討論会「ネット右翼 VS 安田浩一」無事終了

去る5月12日(土)、東京・文京区の文京区民センターにて、ジャーナリスト安田浩一氏の新著『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』の出版記念討論会「ネット右翼 VS 安田浩一」が開催された。主催は主権回復を目指す会(代表・西村修平氏)。


西村氏による告知

http://nipponis m.net/wordpress/?p=14458


当日は60名ほどの出席者が集まった。定刻の18時30分になると、まず司会を務めるジャーナリストの野村旗守氏が挨拶。次に西村氏から討論会の趣旨説明が行われ、41分頃から安田氏の基調講演。19時からは、安田氏のほか、西村氏、金友隆幸氏(排害社代表) 山口祐二郎氏(我道会会長)を加えてのシンポジウムとなった。


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基調講演を行う安田氏


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左から、西村氏、金友氏、安田氏、山口氏、野村氏


なお、当日は安田氏が著書の中で取り上げた在特会(在日特権を許さない市民の会)のメンバーやその賛同者について、出席を確認することはできなかった。同会会長の桜井誠氏も欠席の通知を送ってきたのみだった。


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桜井氏のために準備されていた、西村氏の隣の空席

シンポジウムでは安田氏が著書の内容や取材過程などについて解説するとともに、出席者からの関連する質問や意見などの交換が行われ、さらに一般出席者からの意見や質問が寄せられるなどした。総じて和やかな雰囲気のなかで進められ、野次や不規則発言などはまったくなかった。


また、19時27分頃から番号を公開している西村氏の携帯電話に安田氏への質問がいくつか入ってきた。その中には、在特会関係者を名乗る者もあった。しかし、安田氏への著書や発言などに対する、具体的あるいは核心的な指摘はひとつも確認できなかった。


シンポジウムは21時10分ほどに終了した。安田氏の著書の内容に深く切り込むところまでは行かなかったが、記事だけでは知りえない情報や要素もうかがい知ることができ、有意義な2時間半であったと感じられた。私見を申し上げるなら、再度の開催を期待したい。