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2011年05月01日 11時30分33秒

ジャーナリストの良心 篠原隆史氏の仕事

テーマ:言論圧殺

管見ながら、筆者が「ジャーナリストとは何か」と問われたら、即座に答える。「調査報道を行う者」と。


すなわち、ジャーナリストとは、取材によって現実に発生している状況や現象、つまり事実をまず的確かつ具体的に把握し、その全容および詳細について可能な限り報道する仕事に携わる者であると。


今回の震災ほど、わが国のメディアの正体が浮き彫りになり、かつジャーナリズムの質が問われた時はないのではあるまいか。多くの国民がその生活基盤の多くを依存し、高い公共性を有して重い社会的な責任を持つはずの東京電力が、実は各方面で杜撰としかいえない対応しかしていないことが明らかとなり、行政もリスクマネジメントに満足に対応できない実態が明らかとなった。そして、そうした状況を、大メディアはそれまでも報道しなかったし、今回のような未曾有の大災害が起きたというのに、その体質や姿勢は何一つ変化していない。


こうした状況で、良心と良識に基づいた、精緻にして意義のある仕事を続けているジャーナリストの一人が、篠原隆史氏である。


しかし、篠原氏の仕事を、我々は大新聞や有名雑誌などの大手メディアで見かけることはない。テレビ番組で篠原氏を見かけることはない。


その理由は、篠原氏が追及しているテーマがトヨタ自動車の経営体質に深く関わる問題だからである。


メディア関係者や心あるライターなら誰でも知っていることだが、トヨタのようなメディアの大量の広告を出稿している、すなわち多額の広告費を支払っている企業については、どんなメディアも報じることはない。東京電力もまた同様である。たとえ社会的な問題が少なくない企業について、大新聞もテレビ局も同じ対応だ。かつて消費者金融の武富士に対しても、盗聴事件などが明らかとなってようやく新聞等が報じるようになったが、それまではどんなに具体的な事件が起きようと、死者が出ようとも新聞もテレビも週刊誌も、武富士関連の事件をほとんど報道しなかった。


このような大メディアの体質を筆者は以前から「看板屋稼業」と揶揄している。かつて暗躍した、そして大メディアがさんざん叩いた総会屋とどう違うのかと。


トヨタに関しても、メディアがその問題点を指摘することは極めて稀だ。トヨタ社は億単位の高額な広告費でメディアを黙らせ、心ある書き手の取材には恫喝その他の妨害を惜しまない。


しかし、日本の自動車産業のトップであるばかりか、国際的にもその名と製品が広く知られた「世界のトヨタ」に対して、『優良な一流企業』であると信じている国民は非常に多い。トヨタ社に非常に深刻かつ重大な問題があるなどとは、夢にも思っていない庶民がほとんどだろう。


しかし、篠原氏の文章を読むと、その「優良企業トヨタ」というイメージを変更せざるを得なくなるだろう。


その篠原氏の文章は、現在、一部の雑誌を除いては同氏のツイッター  http://twitter.com/#!/gyokaigamieru でしか読むことができない。こういうところに、現代日本のジャーナリズムの問題点も現れている。優れたジャーナリストが、収入にもならないツイッターでつぶやくことしかできない。それでも、ツイートを続ける意味を、筆者はただ畏敬をもって受け取るのみである。


この篠原氏のツイッターだが、わずか140字のコラムとは思えないほど、具体的で臨場感のある文章でつづられている。その点でも、篠原氏の実力と意気込みを感じざるを得ない。



2011年04月25日 01時09分11秒

速報 東村山市議選で朝木・矢野両氏が当選

テーマ:東村山関連

先日行われた統一地方選の東村山市議選で、「職業差別・セクハラ捏造訴訟」や「りんごっこ保育園問題」などで地元を騒がせている草の根市民クラブの朝木直子氏と矢野穂積氏がいずれも再選を果たした。得票数は、当選確実が出た時点で、朝木直子氏が3,092票、矢野穂積氏が1,981票だった。また、両名から「越境市議」などと誹謗されていた佐藤真和氏は、同じく1,517票で当確。ただし、「セクハラ捏造訴訟」によって中傷され続けていた薄井政美氏は、1,384票で惜しくも落選という結果となった。


なお、筆者としては当初の予定通り、矢野氏・朝木氏に関する取材活動は今後も継続していく所存である。

2011年04月13日 23時29分19秒

わが町にて桜を愛でる

テーマ:個人的日常

わが相模原市緑区でも、桜が満開である。本日、コンビニに出かけたついでに満開となった桜を見に行く。


拙宅の近所には、桜の見所はいくつもあるが、毎年訪れるのは人工湖「城山湖」の近辺である。クルマで約7分程度の場所にある。



断片的な日々 
城山湖 撮影・橋本玉泉 以下同



断片的な日々 
湖畔にはすでに満開



断片的な日々 
湖岸の桜はまだ八部咲



断片的な日々 
週末には見ごろか




断片的な日々 
城山発電所


断片的な日々 
発電所脇の桜並木




断片的な日々 
遊歩道上から見下ろす桜


断片的な日々 
山間に桜が咲き乱れる


断片的な日々 
沿道にも桜並木


断片的な日々 
満開の桜


ソメイヨシノのほか、3種類くらいの桜が楽しめる。ゆっくりと鑑賞したいところだが、今年はこの程度で見納めだろう。しかし、また来年がある。そして、そのまた来年も。

隣接する公園でも、桜が満開である。
城山湖に隣接して、神奈川県企業庁の城山発電所がある。筆者は長い間、東電の発電所だと思っていた。この発電所脇の沿道の桜並木も、なかなか見事である。
2011年04月11日 18時44分41秒

4.10 高円寺「原発やめろデモ」に1万5000人集結

テーマ:時事・雑感

昨日4月10日、今回の震災ならびに福島原発事故を受けるかたちで、東京杉並区高円寺にて、「4.10 原発やめろデモ!!!!!!!!!」が実施された。呼びかけは『素人の乱』http://www.shirouto.org/

 

当日、知人のジャーナリスト篠原隆史氏とともにデモスタート地点の高円寺中央公園を訪れたのは、13時12分頃。すでに公園脇にはかなりの数の制服警官、ならび公安関係と思しき私服警官と見られる人員が待機していた。


断片的な日々 
公園脇に待機する警官たち。撮影・橋本玉泉


「ずいぶんと、ものものしいですね」

などと言いつつ、近くの喫茶店でカメラのチェックやメモの用意などをした後、13時45分頃に外に出た。すると、先程までほとんど人通りがなかった公園に続く道路は、打って変わって相当な人通りであった。


断片的な日々 
撮影・橋本玉泉 以下同



公園も人で混雑しており、周辺の路地ではデモの準備が進められていた。


断片的な日々 

断片的な日々 

断片的な日々 
参加者で寿司づめ状態の高円寺中央公園


14時05分、主催者からのスピーチが始まる。すでに公園内には人は入れない状態。警察が「もう公園には入れません」とさかんにアナウンスする。公園とその周辺では、デモのスタート前からかなりの盛り上がりようである。警官隊が通行人やデモ参加者の整理を行う。


断片的な日々 

断片的な日々 
交通整理等のため公園を警官隊が取り囲む


14時20分頃、知り合いのジャーナリストやライター、編集者などの諸兄諸氏と会う。知り合いもかなり来ているようだ。


参加者だが、活動家や学生などを見かける一方、やはり一般市民の姿が目立つ。20代から30代の若い世代が多いようだが、60代以上のご高齢の方もいる。


参加者などが増え続ける中、路上パフォーマンスなども始まる。パフォーマンスや人々の喧騒などで、沿道にいても公園内でのスピーチが聞こえない。



断片的な日々 
路上パフォーマンスの様子



14時57分頃、警官隊が移動。先導車も準備始めた模様。


断片的な日々 

先導車の前にて


15時02分、デモ隊スタート。


断片的な日々 

スタート直後のデモ隊とその他見物人等


断片的な日々 

断片的な日々 

断片的な日々 

デモ隊の様子。手作りのプラカードも目立つ。



断片的な日々 
延々と続くデモ隊。すでに先頭も、最後尾も見えない。


断片的な日々 
警察の指示に従い道路を横断する。


デモ隊はそれほど混乱もなく進行していったが、しばしば隊列が乱れることもあった。すぐに警察が「列を乱さないように、迷惑になります」とアナウンスする。


断片的な日々 
警察車両からのアナウンス。なかなかの名調子。


断片的な日々 

断片的な日々 

環七通りをわたるデモ隊。


デモ隊はあまりに参加者が多かったため、早い時期からいくつかの梯団つまりまとまりに分けられた。筆者は途中から、おもに第2梯団にそって歩いた。


断片的な日々 
駅までもう少しの第2梯団。


第2梯団が到着したのは、17時11分頃。すでにデモ解散時刻を1時間以上過ぎていた。


断片的な日々 
JR高円寺駅北口ロータリーでデモ隊の到着を待つ警官隊。


デモ隊の到着は、予定を大幅に遅れていた。主催者から「デモは流れ解散です」というアナウンスが流れている。この時点で、主催者発表によるデモ参加者は7000人。この後、主催者によって参加者は1万人に訂正された。


断片的な日々 
暗くなってからも次々に到着するデモ隊。


「流れ解散」がアナウンスされてからも、その場にとどまる参加者は少なくない。疲れて休んでいる者も多いが、まだ体力と気力ある若い人々がパフォーマンスなどを続けている。


日が暮れてからも次々にデモ隊が到着する。今度は警察が「流れ解散するように」と盛んにアナウンスするようになる。


最終的にすべてのデモ隊が高円寺駅北口に到着したのは19時頃。筆者がデモ参加者に確認した。


帰宅後、知人等を通じてさらに参加者が1万5000人に訂正されたことを確認した。


今回のデモについては、地域住民に戸惑いや不都合を生じさせたなどの点で反省点も指摘されている。しかし、これほど一般市民が参加したデモは、異例といってもよいではなかろうか。筆者としては、いろいろと考えさせられる1日であった。

2011年04月07日 04時13分52秒

もうじき4年になる東村山との関係

テーマ:東村山関連

筆者にとって、2007年5月以前には東村山市というのはまったく未知の場所であった。今ではその重要性を認識している、市議会議席譲渡事件や朝木明代氏転落死事件についても、まったく知らなかったのである。


それが、市議になりたての薄井政美氏が巻き込まれた「セクハラ捏造・職業差別事件」を期に、筆者も同市の一部に存在する問題と関わりあうこととなった。


正直な話、筆者はこの問題にそれほど長く付き合うとは思っていなかった。せいぜいコラム的な記事を1本書いて、適当にまとめればそれで終わり。2007年の夏頃には、東村山やそこに居る人々のことなど、頭の中から完全に忘れてしまうと思っていた。


しかし、東村山の「名士たち」の行状は、筆者に東村山に関心を寄せざるを得なくしてしまった。市議である矢野穂積氏と朝木直子氏だ。そして、その後にコンサルタント業の中村克氏が絡んだ「『最後のパレード』事件」が起こり、さらに西村修平氏やまきやすとも氏、瀬戸弘幸氏などが東村山市を「訪問」する事件などが起き、さらにその周辺が騒然と、そしてややこしくなっていった。


現状においても、東村山の一部に存在し続ける問題は、決して解決したとは言いがたい。故に、筆者もまだ仕事を続けなければならないであろうと実感する。さて、今年はどのように事態が展開するのか。そして、筆者はとりあえず、どこから手をつけたらよいか。

2011年04月01日 12時20分58秒

瑣末なスピーチに終始する瀬戸弘幸氏

テーマ:時事・雑感

社会運動家の瀬戸弘幸氏が、このところパチンコ店というか、パチンコ業界に対してというか、自らのブログ『日本よ何処へ』において攻撃的な発言を繰り返している。


『日本よ何処へ』

パチンコ屋は節電に協力姿勢なし

http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/2011-04.html#20110401

 

確かに日本のパチンコ業界は問題が少なくない。同業界とその周辺について、指摘すべきポイントはいくつも存在する。


しかし、瀬戸氏の一連の発言を見ていると、そうしたパチンコ業界の問題に対して、深く追求するというよりも、表層的かつ断片的な情報から情緒的な感想ばかりに終始しているように感じられる。


たとえば、瀬戸氏が挙げている「パチンコ業界と警察との癒着」を追及したいのであれば、保通協などの団体との関連が指摘されたり、あるいは実際の警察との癒着について可能性のある具体的事実が挙げられてしかるべきである。


しかし、瀬戸氏はそうした事実を模索するでもなく、ただ「そうらしい」などと決め付けて憶測にも似たスピーチを繰り返すばかりだ。挙句は、「この節電しなくてはならない時にパチンコ店に大型電光掲示板の設置とはけしからん」との指摘である。まして、個別の店舗を住所や連絡先まで掲載して非難するという、これでは、単なるヘイトスピーチの域を超えないのではなかろうか。


筆者もまた、「パチンコは庶民の娯楽だからおおめに見ろ」などと感情的なことを言うつもりはない。批判すべきところがあるなら、キチンと手順を踏まえて言うべきだ。たとえば、瀬戸氏ご自身がパチンコ業界の関係者に取材して節電の意思を問うとか、実際にパチンコ業界で節電に協力していないかどうかを確認するなど、明確に検証すべきであろう。少なくとも、ジャーナリストを自称するのであれば、その程度の作業は当然と言えよう。


筆者には今のところ、瀬戸氏の一連の発言はこの非常時に便乗しているようにしか感じられない。

2011年04月01日 02時54分10秒

それぞれのポジション フリージャーナリスト達の活動

テーマ:時事・雑感

大手メディアに対する不満は数々あるが、そのひとつが横並び体質である。どの媒体も、同じような内容ばかりを報じる。いろいろな現場に行ってみてわかるのが、各新聞社、各放送局ともに、同じような場所に集まり、同じような動きで取材をするという点だ。だが、それでも視点と思考力があれば、さまざまな事実を把握できる。しかし、結果として似たり寄ったりの記事や映像しか出てこない。これでは、複数の新聞社や放送局が存在する意味がない。


しかも、これも今更ながらではあるが、大手メディアは広告スポンサーには絶対に逆らえない。心ある新聞記者や社員レポーターが勇気を奮って突っ込んだ取材をしても、「上の判断」によって却下されてしまう。筆者も、武富士の関する一連の事件や、SLAPPという言葉と行為を世に知らしめるきっかけとなったオリコン訴訟などで、そのことは経験的に理解した。


その一方で、広告などのしがらみのないフリーランスのルポライターやジャーナリストの活動が注目される。今回の震災とその関連においても、フリージャーナリスト達は様々な視点から独自の取材を進め、大メディアが報じない事実を公開している。


たとえば、ジャーナリスト田中龍作氏は自らのサイト『田中龍作ジャーナル』において、東京電力の記者会見の様子を逐一報じている。以下はその一部である。


『田中龍作ジャーナル』

「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その8~
http://tanakaryusaku.seesaa.net/article/193344574.html

「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その9~
http://tanakaryusaku.seesaa.net/article/193425035.html


また、ジャーナリストの篠原隆史氏は、ツイッターにおいて主にトヨタ自動車の実態をしてき続けていたが、今回の震災によって非正規労働者が窮地に追いやられている状況なども報告している。


篠原隆史氏のツイッター
http://twitter.com/#!/gyokaigamieru


さらに、ジャーナリスト寺澤有氏は、自らが運営するニュースサイト『インシデンツ』において、被災地の状況になかで大手メディアが報じない部分を報道している。同サイトは会員制だが、公開部分だけでも熟読に値する。


ニュースサイト『インシデンツ』
元レスキュー隊員・仙波王仁の被災地ボランティア日記(4日目)
http://www.incidents.jp/news/index.php?option=com_content&view=article&id=218:2011-03-31-00-00-39&catid=13:2011-03-25-01-11-03

日本のメディアが報道しない 被災地は『羅生門』の世界(上)
http://www.incidents.jp/news/index.php?option=com_content&view=article&id=216:2011-03-29-01-12-49&catid=12:2011-03-16-17-00-47

 

いずれも、おのおのの視点とポジションごとに、自立した報道を行っている。筆者の知り合いのジャーナリスト諸兄諸氏も、次々に被災地に赴くという。こうした独自報道は、今後さらに増えることだろう。


テレビで頻繁に流れるACジャパンの傲慢極まりないCMのなかに、「被災地の人の気持ちになって考えてみよう」といったものがあった。しかし、被災地のことが、正しく、そして広く報じられていなければ、被災者の方々のことなどどうして正しく考えることができようか。

2011年03月27日 04時48分19秒

それぞれの生活 それぞれのポジション

テーマ:個人的日常

筆者は戸惑いを隠さない。正直なところ、平穏冷静ではないことは確かだ。件の東北大地震は未曾有の大事件である。知り合いのジャーナリスト達も、ある者は被災地から被災者が逃れてきた大宮、そして都内と疾風のような動きで取材活動をしている。また、被災地に急行し、取材活動を続けている者も少なくない。都内や近郊で活動している者や、さらに思いもつかないような動きをしている者もいる。ジャーナリストやライター諸氏は、それぞれ自らのスキルや得意とする行動などにあわせて、ダイナミックに活動を続けている。


さて、筆者はどうかというと、取材費もガソリン代もなく、加えて身体的な事情から遠方には行くことが出来ないという有様だ。実に情けない。今の筆者は、どんな非難罵倒にも沈黙して反論などできない。嘲笑と侮蔑こそ、筆者にふさわしいだろう。


ただし、こんな筆者でも、自分の足で歩くことができる。1日歩けば、それなりの範囲を調査できる。人とも話すことが可能だ。その範囲で、筆者はそれなりの取材を続けている。


あと1~2週間もすれば、ジャーナリスト諸氏から数々の成果が上げられてくるだろう。期待は大きい。そして筆者は、自らのできることをするばかりである。それが、何かの足しになるのか、まったく無駄に終わるのかはわからないが。

2011年03月20日 00時36分35秒

東京電力の記者会見を見ての雑感

テーマ:時事・雑感

東京電力の常務という人物の会見をテレビで見た。停電や鉄道の関係、というよりすでに生活費が底をつき、従って交通費も無い状態なので、直接会見を取材することができない。誠に情けない。


会見では、役員として初めて現地入りしたその常務と名乗る人物が、「ご迷惑をおかけしました」と発言し、その後泣き崩れて社員に抱えられながら退場するシーンが放映されていた。


そのシーンについて、筆者は特に感情的な感想は無い。なぜなら、具体的なことは何も説明されなかったからである。


ただ、高い確率で、ほぼ確実に考えられることは、今後いかなる悲観的な状況になろうとも、東京電力という企業が破たんすることは無いだろう。そして、関東エリアで生活や仕事をする人々は、東京電力から電気を買わざるを得ない。これが現状なのである。



2011年03月18日 16時41分31秒

東京電力という一企業についての雑感

テーマ:時事・雑感

今回の東日本大地震について、さまざまな話題や情報が飛び交っている。そのひとつに、電力供給企業たる東京電力についての疑問や指摘が少なくない。

 

東京電力では、地震発生以後に数回にわたって記者会見を行っている。その様子については、ジャーナリスト田中龍作氏が自らのブログで報告している。


田中龍作ジャーナル

◎「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染
http://tanakaryusaku.seesaa.net/article/190994508.html
http://tanakaryusaku.seesaa.net/article/190994508.html
http://tanakaryusaku.seesaa.net/article/191151175.html

 

筆者のもとにも、東電の下請け企業に勤務していた人間などからの指摘や情報提供が寄せられている。その内容は、断片的であったり、やや感情的なものが含まれていたり、また専門的な知識や用語が多いため筆者が理解しきれないものなどがあるため公表を控えたいが、皆一様に東電の独善的な態度を指摘し批判する者が少なくない。


ある元大手発電機メーカー社員は、「(東電の)下請けや下層従業員に対する扱いはひどい。福島の現状を考えると、作業員達の身が心配だ」と話す。現場で献身的に働く作業員達の様子は広く伝えられており、まさに尊敬と賞賛に値しよう。しかし、東京にある本社の動きを見ると、組織としての東京電力に対しては、いろいろな疑問が感じられてならない。


経済にはまったくの素人である筆者も、いくつかの疑問を覚える。まず、一介の私企業である東京電力が、庶民の生活から公共施設に至るまで、すべてのインフラの根源を握っていることに、何の問題も無いのかということ。我々は、いかに東電に不満があるからといって、別の電力会社に切り替えることができない。


また、今回の計画停電にしても、その実施よりも二転三転する東電の説明や、計画といいつつ無計画ではなかろうかと錯覚してしまうほどのイレギュラーな実施状況に、多くの国民が不安と不満を持っていることは、市井の生活者であればすでに何度も認識している。


今日、我々は電力にその生活の大部分を依存している。およそ電力の無い生活は考えられないといえよう。だが、管見ではあるが、リスク分散という視点では、今後は電力供給と消費というものについて議論が起きてもおかしくは無いのではなかろうかと、素人ながら深く考えるものである。


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