正規ディーラー | ヒューリスティクスの罠

ヒューリスティクスの罠

Basso Reef/r&m BD-1/Jamis Coda、そしてDucati GT1000と過ごす楽しい2輪生活。
基本的にはボクの備忘録です。

今年1月にアプリリア正規ディーラーが自宅からさほど離れていないところにできていることに昨日気付きました。

愛知県東郷町のMotoSquareです。
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目的は試乗です。
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まずはRS4 125です。
125ccって試乗車ってナカナカないんですよね。
先日乗ったCBR250Rよりもポジションは大柄で、前傾も深い。確かに“やる気”にさせてくれるポジションです。
走りだしてみると、トルクが細く、クラッチ操作に気を使います。
でも、これは125ccだから仕方ないですね。
しかし、一度走り出せばスピードの乗りはスムーズ。125ccとは思えない加速感。
ブレーキも充分に効きます。ボクはフロント/リアとも使うタイプですが、RS4 125に関して言えばFだけの方がコントローラブルかもしれません。
でも、試乗車だけなのかもしれませんが、Fブレーキの鳴きが酷いのには閉口しました。

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車体は細いですし、下半身も窮屈感はありません。
でもシートは820mmと結構高い位置にありますので、足つきは決して良くありません。
そしてミラーデザインのため見辛いいですね。腕が肘から下ですが思った以上に写り込みます。

価格が449,000円は125ccだと思うと若干高めですが、デザインはRSV4 FACTORY APRCと相似ですし、動力性能も問題ない、そして原2ですから維持費も安いですし、セカンドバイクに良いかと思います。
ですが、街乗り仕様だと思って買うと欠点も多いですから後悔する可能性があります。
ボクはそんな清濁飲み込んだ上で、保管場所が確保できれば欲しいバイクです。


続いて同じくアプリリアのTuono V4 R APRCです。
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こちらはRSV4 FACTORY APRCからカウルを剥ぎ取り、バーハンドルを設置したものです。
そのため若干ではありますがデザイン的に破綻してますね(笑)
アプリリアは昔からフラッグシップをネイキッドスタイルにしたバイクを販売してます。

さて、早速試乗です。
まずはポジションチェック。
シート高はこのクラスとしては当然の835mm。足つきは決して良くありませんが、このバイクを購入する人はそこをとやかく言う人はいないでしょう。
手を伸ばすとハンドルが自然な高さにありますが、バーエンドが若干上がっているため、鬼ハン気味で違和感あり。これはのんびりと走っているとすぐに肩が凝ること確実です。
更にその上、ステップは後ろ過ぎ。信号待ちから走りだしてステップに足を置こうとすると空振りするほど後ろです。
ナントモ変なポジション。

しかし、少しスピードが出始めると印象はガラッと変わります。
軽く前傾に姿勢変化するとピタッと決まってきます。
ホント良く考えられてますね。このポジションはこのバイクの性格をそのまま表してます。

良く良く考えればボクのGT1000も同じようなポジション設定でした(笑)
イタリアンスポーツは全部こんな感じなんでしょう。

ハンドリングはヒラヒラ感などはありませんが、レールチェンジ等で後れを感じるようなことはありません。
基本的に前乗りバイクなので、フロントに荷重を掛けて少しアクセルを開け気味で走るとクイクイッと走ってくれて楽しいですね。
でも、常にアクセルを開けて走らないと面白くないので、疲れてるときとかはこの性格はマイナスに反映するでしょう。大都市の市街地走行ではストレスが貯まること確実です。

このバイクの本質を楽しむためにはそれなりの道路環境が必要だと思います。

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車体もスリムだし、リラックスしたポジションで山坂道を気持ちよく飛ばしたいとお考えの方にはバッチリなバイクだと思います。
1,490,000円と若干の高めな感じですが、同クラス同カテゴリーの国産逆車も然程変わりませんから選択肢としては非常に魅力的な一台だと思います。
デザインも個性的ですしね。
ボクには過激すぎるので遠慮しときますww


さて、3台目です。
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過去に何度か乗っていますが、MotoGuzzi V7Classicです。
アプリリアとMotoGuzziは共にPiaggioGroupです。因みに日本ではピアジオは古くから成川商会が輸入総代理店を務めているためピアジオジャパンとは別枠です。

そんなことはどうでもよく、早速乗りましょう。
ポジションは殿様乗りポジションです。
ステップは若干前過ぎる気がしますが、暫く乗っていれば気にならなくなる程度です。
そして、ボクの体型172cmだと走行時はタンデムシートとの段差(シートストッパー)に腰が当たった状態で走行することになります。
何となく窮屈な気がしますね。でもこれもスグに慣れる範囲だと思います。

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インジェクションですが、それ以外はシンプルなので故障も少ないでしょう。
駆動もシャフトドライブなので日常メンテナンスも容易です(壊れたらメチャメチャお金掛かりますが)

エンジンは750ccにも拘らず40馬力と非力ですが、日本の公道で走る分には何の不足もないでしょう。
100km/h程度までなら車の流れを余裕でリードできます。
そしてゆっくり走ってもストレスは少ないですし、ポコポコ・ブルブルとした緩やかな鼓動と共に牧歌的な風景を楽しみながら走るのに最適だと思います。高速道路を淡々と走るのも楽しいかもしれません。
普段太いタイヤのバイクに乗っているためか、スイッと倒れこむ細いタイヤのハンドリングに若干の違和感がありました。でも慣れればこのハンドリングの方が安全にコーナーをクリアできるかも。

デザイン的にはV7Cafe ClassicV7Racerの方が好みです。
V7Cafe ClassicはV7Classicと同じ前めのステップ位置ですが、V7Racerはステップが後ろに移動しているので馴染みやすくなっています。
これも好みの問題かもしれませんが、ポジションの自然さでは圧倒的にV7Racerに軍配が上がります。

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こちらがV7Classic

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こちらがV7Racer

これだけ違います。恐らく10cmはバックしてると思います。
(高さは然程変わりません)
Cafe Classicにもこのステップを付けて欲しいくらいですが、恐らく今の105万円では済まないでしょうね。(Racerがバーゲンプライスと言うこともあるでしょうけど)
と思って色々調べてみると既にバックステップが出ているようです。
V7 Classic / Cafe用 バックステップ

それ以外にも結構パーツが出てます
雑誌等で取り上げられることが多い車種ですけど、そんなに売れてるんでしょうか?

試乗を終えて、帰ろうとGT1000に乗ると、、、
ちょっと硬い感じがします。なんだか今一つフィットしない感じです。2年以上も乗ってる愛車なのに。
ボクの好みはV7の様なバイクなのかもしれません。