ゴルフを好きにさせる仕組みを考えると上達する!(その3) | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

ゴルフを好きにさせる仕組みを考えると上達する!(その3)

アメーバ「阿河徹コーチの”動作解析のビデオの見方”で上達する!」

 さて、今回のコラムも「ゴルフを好きにさせる仕組みを考えると上達する!
 (その3)」です。

 春の河口湖キャンプにツアーで活躍中の谷原プロや藤本プロを指導する阿河
 徹コーチに来てもらいセミナーをやってもらいました。
 
 サンディエゴゴルフアカデミーで学んだゴルフ理論を元に、ツアーの実践の現場
 で鍛えたレッスン理論を組み合わせた指導法は、今のレッスンの最先端を行って
 いると思います。

 彼自身も

「今は、特に男子を指導する場合にはカメラ2台とトラックマンなどのデータ解析
 機器は欠かせません。これがないとアドバイスができないくらいに長年使っていま
 す。」

 と話していました。私たちもずっと同じやり方でやってきたので彼の理論もわかり
 やすかったです。

 今回のセミナーは、特にスイング解析動画の見方をレクチャーしてもらいましたので
「ゴルフがもっと大好きになる動画解析の見方」をみなさんにもご紹介しましょう!








アメーバ「アドレスした時のシャフトラインを基準に見る」

 彼は、カメラやパソコンなどみんなで見やすい機器を持ち込んできてくれましたが
 自分たちで動作解析をするにはスマートフォンのアプリでも十分ですね。私も手振れ
 防止機能のついた解析度の高い「iPhone 6 Plus」の海外版を使っています。

 ※海外版はシャッター音がしないのでトーナメント中もスイングをとったりできるから
  便利です。

 ここからは阿河徹コーチの解説です。

「さて、スイングはアドレスした時の手の高さから撮影するのが基本です。後方から撮影
 したらまずはシャフトのラインに線を引きましょう。この線が基準となります。」






「この線とクラブは平行を保つように動いていくのが基本です。全く重なるとフラット
 な軌道になりすぎるのであくまでも平行感覚で構わないです。」

「特にトップではシャフトクロスになればなるほど、クラブの移動距離は多くなり、結果
 運動量は大きくなり、エネルギーが増えてボールは遠くに飛びます。その分軌道が
 不安定になりインパクトで正確性も欠けます。」

「女子は、飛ばした方が断然有利なのでトップはシャフトクロスにあげても構いませんが
 男子は、トップでも基準の線と平行感覚を保っておいた方が無難でしょう。」

 と特に男子にはコンパクトなトップを勧めていました。





アメーバ「男子は、アンダーは”デッドムーブ”ですから気をつけてください。」

「さらに”ハーフウェイダウン”から「”プレインパクト”にかけてこの線から下
 (アンダー)にクラブが入って来るのは、”デッドムーブ(ダメな動き)”です。」

「理想的には、その位置で右腕前腕とシャフトが重なっている状態、いわゆる”ライン
 ナップ”した状態が理想です。まずはその位置のシャフトがアンダーから来ていない
 か?チェックしてみてください」



「クラブが基準線よりも下からくるとクラブがダフって入りやすくなります。距離も
 落ちたり、正確なインパクトが出来ません。トラックマンの"Low Point"というデ
 ータでA(アフター)は、インパクトの後に最下点が来ている、Bはインパクト前に
 最下点が来ているということを表しています。」

「アイアンではこの”ローポイントがA、ドライバーではBの表示だといいでしょう。」

「ただし、女子の場合アンダーから来てもなんとかなる場合はありますが男子は、アンダ
 ーは”デッドムーブ(厳禁)”ですから気をつけてください。」





 

アメーバ「テイクバックの引くときも腕の三角形の範囲内で引く」

「テイクバックも腕の三角形の間で引いていった方が、ラインから外れにくい
 ですね。マキロイもギリギリですがこの範囲内で収まっています」

「ちなみにマキロイはめちゃくちゃ飛びます。小田選手、石川遼選手、谷原選手が
 出た2014年の全米プロで、500ヤードのPar4を日本人の選手は、セカンドを3番
 か4番アイアン、7ウッドで打っていましたが、マキロイは4日間この距離180
 ヤード前後を9番アイアンで打っていました!?」

「ボールスピードが平均で75ー76m/sに加えてここ一番で78-80m/sのポテン
 シャルは異次元のゴルフだなと実感しました。」









 ここで小田孔明選手のインサイドに入るテイクバックについても質問がありましたが

「小田選手は、テイクバックこそ変則にインサイドに入りますが、バックスイング途中
 からリフトアップが始まり、トップの手と肩の位置との関係を見るとどちらかという
 とアウトサイドに上がっているくらいでダウンスイングではしっかり”ラインアップ”
 されています。」

「なので、ボールを捕まえすぎるというよりも、調子が落ちると外からクラブが来すぎ
 てボールを捕まえきれないという状況ですね。いつも練習場でも引っ掛けて悩むより
 も逆に捕まらなくてぼやいています。」

 との解説でした。皆さんもチェックしてみてください。

 さらに正面からのスイングのポイントなども含めて詳しい解説がありました。機会が
 ありましたら是非、阿河徹コーチのレッスンを受けてみてください。
 
 動画で撮ったスイングの見方次第でゴルフがもっと好きになるかもしれませんね!
















てんとうむし★ 2016/4/29-5/8『河口湖ゴールデンウィークスプリングキャンプ 』参加者募集中!

てんとうむしアジアジュニアゴルフ協会のホームページ 

てんとうむし2016アジアジュニアゴルフ協会のスケジュール 

てんとうむし私が監督を務める「代々木高校アスリートゴルフコース」