17歳の高校生の史上最年少のQスクール優勝の行方は？

17歳の高校生のレナト・パラトーレ（Renato Paratore ）くんは3位

　おはようございます！ほんと今日の東京は寒いです。

　昨日、コラムでご紹介したローマの17歳の高校生パラトーレくんが挑戦
　したヨーロピアンツアーのQスクールが終了。27人の選手が来シーズン
　のツアーカードを掴みました。

　その中では悲喜こもごものドラマがあったようです。

　最終日にトップでQスクールを終えたのはフィンランドの34歳ミッコ・ コルホネン
　選手でした。

「いままで3回ここはダメだったから初めてシードが取れたよ！しかもトップ通過
　の優勝は初めてなんだ。」

「実は今日はあまり緊張しなかったんだ。というのも同郷で同じ歳（34歳）のミッ
　コ・イロネンになったつもりでプレーしたからね。アイスマン（イロネンの愛称）
　のようにフェアウェイを歩いたんだ。」
　
　と同じフィンランド出身の34歳と同学年でヨーロピアンツアーですでに5勝を挙げ
　ているイロネンに自分をなぞってプレーしたようでした。

　詳細→the Iceman cometh as Korhonen sales Q-school Victory

　また、昨日トップに立っていた17歳のパラトーネくんは上がり3ホールを
　3連続のボギーとしながらも1オーバーと無難にまとめてのシード権獲得
　来シーズンは友人のマナセロとツアーを舞台に戦います。

「勝てたらもっと良かったんだろうけど、ツアーに出場が決まって嬉しい！
　マナセロの軌跡を追いかけて僕も頑張ろうと思っている。」

　とこちらはつい2ヶ月前の9月には「ジュニアライダーカップ」に出ていたほど
　ですから、友達もびっくりのシード権獲得です。

　将来に夢が膨らみますね！

Qスクールは最終日の上がり6ホールが大事！

　さて、20歳のマシュー・フィッツパトリックも最終日を68とまとめてシード
　権を獲得したようですが、最終日に秘策があったとか・・・

「実はマネジャーのチャビー（チャンドラー）から最終日の上がり6ホールで
　すべてが決まると言われていたんだ。実際にぼくは13番からの6ホールで
　3バーディー、ノーボギーでラウンドできたからシードも取れた。]

　この試合で上がり6ホールがずっと良くなかったから今日はいろいろ変えてプレー
　してみたんだ。結果的には、彼の言った通りになったね！」

　とかつてローリーマキロイを10代のころから育て上げた辣腕マネージャーの
　アドバイスが効果的面だったようです。

詳細→Birdie Blitz from Fitz seals Q-school Promotion

　チャビー・チャンドラーもこのコラムで紹介して来たキャラクターです。
　いまやヨーロピアンツアーの若手を多数手がける名物マネージャーで、今後
　もたびたび話題を振りまいてくれそうです。

詳細→Matt Fitzpatrick signing brings new dawn for Chubby Chandler

　彼ら以外にも6人の選手たちが5日目のランキング外からシード権内の7アンダー
　まで滑り込んで来てます。

　今シーズン大活躍だったフロリダ出身のブルックス・コプカに憧れるウォルツ
　マンも滑り込みで初のシード権獲得、彼はファーストステージからのシードを
　獲得できた2名の中の1人です。

　ちなみにファーストステージから受けたのは724人、合計924人がこのQスクール
　を受けました。狭き門ですね・・・

　また、フランスのボウニールも途中暫定球を3つも打ちながらダボを２つ打って
　ダメかとおもいきや最後にバーディーを奪っての初シード獲得など今年もドラマ
　がありました。
　
　これで12の国々から27人のツーアプレーが誕生、その中の11人はルーキーで
　の初シード獲得です。

詳細→card in Hand :Key Stats on the quailifiers

　そして、あの4日目の58で一躍有名になったジョン・ハーンは？

　5日目に78を打って急降下・・・最終日も伸ばせずにシード権獲得なりません
　でした。

　ということで、バックナインの上がり6ホールでQスクールの勝負の合否が決まる
　ということを覚えておいて欲しいですね。

　今日は、JGTOのサードクォリファイが行われています。教え子も出ていますの
　で夕方の結果を楽しみにしています。

　ファイナルのシード獲得に向けて上がり6ホールの頑張りに期待しましょう！

詳細→birdies ,Bogeys and Bouniol :Day of Drama at Q-school